定年待合室 潮文庫

江波戸哲夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784267020971
ISBN 10 : 4267020973
フォーマット
出版社
発行年月
2017年10月
日本
追加情報
:
488p;16

内容詳細

上司の逆鱗に触れ定年待合室へ追いやられた、大手百貨店の敏腕営業マン大和田は、妻のガン宣告を受け50代で早期退職をする。妻を喪ったあと、ふとしたきっかけで“人助け”に手を貸し始めるのだが、その中で出会った経験も人脈も豊富なその道のプロたちは、それぞれの職場でそれぞれの鬱屈を抱えていた―再起をかける男たちを描いた、痛快経済小説。

【著者紹介】
江波戸哲夫 : 1946年東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。都市銀行、出版社を経て、1984年『小説大蔵省』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • どぶねずみ さん

    組織の規律や風習にがんじがらめにされた人たちも、決して仕事ができないから左遷させるわけではない。たまたまその時の運が悪かっただけだ。今までの経験やコネクションを生かして、伸び伸びと働くおじさんたちが羨ましいなぁと感じた。私自身もいつまで会社員やっているかわからないけど、今感じている辛さも、このおじさんたちのように後々に良い経験となってくれたらと思う。

  • myunclek さん

    いつも人間って、誇りを持って仕事をしたい動物なんだろな。組織に組み込まれた中で一握りの人以外は多かれ少なかれ、この物語の定年待合室を経験するだろう。生活出来るだけのサラリーさえ貰えればと、仕事に拘らなければどうと言う事は無い。しかし簡単に割り切れないから苦労する。通り過ぎた道だからこそ、身につまされながら読み進んだ。4話の人の住む郷では、一つの目標に向かって奮闘できる人間の喜びや苦しみ。そして、さらに強まる信頼や絆に心が揺さぶられた。酒呑み仲間も捨てたもんじゃ無いね^ - ^

  • たがみ さん

    早期退職した元サラリーマンが人と協力しながら色々な課題を解決して行く話。ある日家の中から発掘された本。どこで買ったのか。。しかし見つけてよかった、面白い。一話完結型の中編集で、車販売店経営や、不動産販売、限界集落の買い物難民といった課題を解決して行く。それぞれでぴったりの協力者が見つかるというのはいかにもご都合主義だが、解決方法は現実的で、読んでいて腑に落ちる。共通してでくるクラブの皆のキャラクターもまた魅力的。

  • よし さん

    題からは先の見えない話だけど、読んでみると、悶々と日々を過ごしていた男達の「俺たちはこのままじゃ終わらない」再生物語だった。 百貨店外商の「クレームの迷路」高級車販売の「埴輪の営業マン」不動産売買の「売れ残った城」のエキスパート達が難問解決に切磋琢磨していく姿は、涙ぐましい。そんな彼らが再び立ち上がっていく姿は、まさに「ブレーメンの音楽隊」そのもの。なにか勇気がもらえるような読後感だった。真夏の暑さを忘れさす清涼感が一杯。

  • みっちゃん さん

    企業の中である日突然閑職である部署に異動させられたが、妻の病気の機に早期退職した主人公が、行きつけのバーのマダムに頼まれマンションの販売や営業先のトラブルに解決に動き出す。そこで登場するのが、経験や人脈も豊富なその道の元プロ。私も長年仕事をして退職した後、どう過ごしてよいか分からなかった。趣味やボラもしているが、時折人手不足で頼まれて仕事に行くと楽しいと思ってしまう。いつまで何してんだろうとは思うが、頼られたり、何かをやりきったりする事は、背筋をピンとさせてくれるものがある。

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人物・団体紹介

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江波戸哲夫

1946年東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。都市銀行、出版社を経て、1983年作家活動を本格的に始める。政治、経済などを題材にしたフィクション、ノンフィクション両方で旺盛な作家活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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