日本占領と「敗戦革命」の危機 PHP新書

江崎道朗

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569841298
ISBN 10 : 4569841295
フォーマット
出版社
発行年月
2018年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
510p;18

内容詳細

昭和20年8月15日の敗戦で日本に平和が訪れたと考えるのは、大きな誤りである。周到に仕組まれた「敗戦革命」に、日本は直面していたのだ。ルーズヴェルト政権の占領政策策定にコミンテルンのスパイが多数関与し、恐るべきプランを仕組んでいた。さらに戦時下の中国・延安では、日本共産党の野坂参三らが日本兵捕虜を「革命工作員」にすべく洗脳工作を進めた。そして敗戦国日本に“彼ら”がやってくる。昭和天皇はじめ危機に気づいた保守自由主義者たちは必死に反撃するが、時局は2・1ゼネストへ動き出す…。日本崩壊のギリギリの危機を描き切る圧倒的力作!!

目次 : 序章 「敗戦で平和になった」という誤解/ 第1章 ルーズヴェルト民主党政権下での対日「敗戦革命」計画/ 第2章 中国共産党による対日心理戦争/ 第3章 戦時下での米中結託と野坂参三/ 第4章 近衛上奏文と徹底抗戦の謎/ 第5章 停戦交渉から逃げ回ったエリートと重光葵の奮戦/ 第6章 占領政策という名の日本解体工作/ 第7章 GHQと日本共産党の蜜月/ 第8章 昭和天皇の反撃/ 第9章 仕組まれた経済的窮乏/ 第10章 敗戦革命を阻止した保守自由主義者たち

【著者紹介】
江崎道朗 : 1962年生まれ。九州大学卒業後、月刊誌編集、団体職員、国会議員政策スタッフを務め、安全保障、インテリジェンス、近現代史研究に従事。2016年夏から本格的に評論活動を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 南北 さん

    「コミンテルンの謀略と日本の敗戦」の続いて「ヴェノナ文書」から明らかになった敗戦前のアメリカの日本占領計画から朝鮮戦争の前までの時代を描いた本です。アメリカのウィーク・ジャパン派が中心となって日本に「敗戦革命」を起こそうとしていたものの昭和天皇や吉田茂らの保守自由主義者の努力とストロング・ジャパン派の巻き返しでかろうじて日本が共産主義政権になるのを防いだということです。もちろん状況証拠に過ぎないので、否定的な見方をする人もいると思いますが、米国も日本も決して「一枚岩」ではないのだと知っておくべきでしょう。

  • ゆきこ さん

    第二次世界大戦中〜戦後にかけて、日本に仕掛けられていた「敗戦革命工作」の実態と、その危機に昭和天皇をはじめとした日本の保守自由主義者たちがどう立ち向かっていったかを書いた一冊。この本に書かれている共産党のやり口を見ていると、共産革命工作は過去のものではなく現在進行形のものだと思わされます。平和に慣れすぎて思考停止に陥らぬよう、日々勉強せねばと思いました。「第8章昭和天皇の反撃」は特に必読です。多くの方に読んでもらいたい。

  • 出世八五郎 さん

    初著書読了。旧ソ連崩壊により秘密文書公開で明らかになった真実。旧ソ連共産党が日米にスパイを潜り込ませ両国を戦わせた・・・本書は米国に潜り込んだ旧ソ連スパイが日本をターゲットに敗戦革命がどのように進んだかを叙述する。支那延安野坂参三から始まる。野坂参三ら共産主義者とGHQ内スパイが連携しゼネストなどで日本国民を渇望させて共産革命を得ようという計画。まるで消費税増税などで失われた30年間の現代日本と似ているが、→つづく

  • yukision さん

    「北朝鮮や中国の悲劇は日本で起きたかもしれなかった」という帯にまず興味を惹かれ,読み進めるほどに衝撃を受けた。大戦前からソ連と在米スパイとの秘密通信を傍受したヴェノナ文書をはじめ,大量の引用元も掲載されており,脳内の戦後日本史が徐々に修正されるとともに,終戦後も何度も日本に危機が訪れていたのだと知り,ぞっとした。

  • 健 さん

    戦慄を覚えた。学校で習ったのは、戦後国民生活が窮乏し労働争議が頻発したが、朝鮮戦争のおかけで高度経済成長を成し遂げた、ということ。全然違うじゃないか。昭和天皇の「人間宣言」だって真実は別の所にあったわけで、終戦後の歴史が闇に葬られているのは非常に問題だ。昭和天皇、重光葵、吉田茂、石橋湛山らのぎりぎりの戦いがなかったら、日本は東欧諸国と同じ運命を辿っていたわけだけど、その歴史をしっかり認識しないと、再び同じ目に会わないとも限らない。二分法による国民の分断から社会擾乱を引き起こす手法は今も生きているのだから。

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