夕闇の川のざくろ ポプラ文庫

江国香織

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784591102961
ISBN 10 : 4591102963
フォーマット
出版社
発行年月
2008年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,70p

内容詳細

孤独で嘘つきな、美しい女性、しおん。人なんてもともとほんとじゃないのよ、そう言う彼女は、次々と物語を紡ぎ出す。自分の生まれのこと、恋人のこと―幼馴染の私は、一緒に台所に立ち、しおんの話に耳を傾ける。印象深いフレーズと挿絵が響き合う、うつくしい物語。

【著者紹介】
江国香織 : 1964年、東京都生まれ。『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で第15回山本周五郎賞、『号泣する準備はできていた』で第130回直木賞を受賞

守屋恵子 : 1964年、横浜市生まれ。イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あつひめ さん

    守屋さんの絵がステキ。江國さんのつく嘘をより一層引き立てている感じ。西さんの解説もスパイスのように効いているし・・・。短い中で、思う存分「嘘」や「孤独」をこれでもかと読者に突き付ける江國さん。それは挑戦的ではなくさりげなく・・・。やっぱり、この絵があるから物語が引き立ちこの物語だからこの絵が合うのかもしれない。

  • ほほほ さん

    絵本。嘘つきで孤独な美しい「しおん」と、そのしおんと幼稚園からのお友達である「わたし」のお話。もっと若い頃なら、この話、すんなり共感できたと思うけど…。自分も大人になったというか、ずるくなったというか、世間に迎合するようなものの見方になってるんだなと思いました。それでも、女友達との会話はこの2人のようにかみ合ってなくて、どうせわかんないだろうなって確信犯的にごまかすようなところはいつまでもある。「人なんてもともとほんとじゃないのよ」不穏でありながら、どこか強烈に安心する、江國香織さんの言葉でした。

  • 紅香@新刊購入まで積読消化あと7冊⭐︎ さん

    『しおんは孤独です。冬の空と同じくらい、もしくはプラスチックのコップと同じくらい孤独です』私がもっともらしく、まじめな顔をして「嘘よ」と言うまで語る言葉はきっとほんとうのこととしてあなたはそれを受け止める。なんだ、人はまったくあてにならない。ほんとうはすぐにいたんで嘘に変わる。ほんとうは一瞬すぎて誰も掴めない。好きから嫌い。嫌いから好き。笑ってるのに、泣きたいくらい孤独だ。

  • lonesome さん

    嘘だけど本当。本当だけど嘘。そういうことってあるよな。わかるけどわからない、わからないけどわかるみたいに。そして、西加奈子の解説がよくぞこれだけの長さの物語からここまでってくらいヒントを与えてくれます。大好きだけど大嫌い、会いたいけど会いたくない、そんな感情に身に覚えがある。この物語の存在自体を疑えばいろいろな読み方が出来る面白い作品だなと思う。

  • mayu さん

    読書メーターの感想を見て。幼馴染の私は、台所で、しおんと料理をしながら、しおんの話を聞いている。しおんは孤独で嘘つき。でも、私の目を通したしおんは、とても魅力的にうつる。人なんてもともとほんとじゃないのよ。この言葉自体も物語の一部なのか。

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人物・団体紹介

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江国香織

1964年東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で「小さな童話」大賞、1989年「409ラドクリフ」でフェミナ賞を受賞。以後、坪田譲治文学賞、紫式部文学賞、路傍の石文学賞、山本周五郎賞の受賞を経て、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞を受賞。さらに島清恋愛文学賞、中央公論文芸賞、川端康成文

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