リストラ日和 ハルキ文庫

汐見薫著

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784758439213
ISBN 10 : 4758439214
フォーマット
出版社
発行年月
2015年07月
日本
追加情報
:
368p;16

内容詳細

森山二郎は、日本を代表するメガバンクに勤めるエリート銀行マン。順風満帆の生活を送っていたが、突然、系列子会社への転出を命ぜられる。事実上のリストラである。二十九年間走り続けた日々の、あまりにも呆気ない終焉だった。なぜ自分なのか――現実を受け止められず、葛藤する毎日。リストラの余波で家庭も崩壊寸前の中、銀行員時代に扱った案件で森山は訴えられ、さらなる暗雲がたちこめる……。仕事とは何か?家族は再生するのか?すべての働く人々の心に沁みる長篇小説。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • thee birdmen さん

    ありがちですが、悪くないです。プライドの塊のようなエリート銀行マンのリストラから始まり、試練と困難に直面しながらも再生していく…って、まあ本当にありがちなお話。働くことの意味や仕事との向き合い方について所々格言めいた部分があります。どれもまぁ聞いたことある感じですが、穏やかじゃない感情を閉じ込めている中年の悲哀はすごく伝わります。感情剥き出しで奥さんとぶつかり合うシーンなんかは迫力があって面白かったです。もう少し歳食ってから読んだらもっと実感が湧いたのかも。

  • tom さん

    うわぁぁしんどっ…何がってリストラじゃなくて夫婦の会話が。超絶どっちもどっち。なんで離婚しないんだろう。最初から愛がないから?と悶々としてたのに最後の収束に拍子抜け。亮くんが頭おかしくなってしまうエンドじゃなくて良かった。リストラに関しては、多分現実はもっと大変だろうと思ってそんなに。しかしこの表紙が秀逸。まじまじと見てしまう。

  •   平ちゃん さん

    順風満帆に送ってきた銀行員生活。ある日主人公の森山に子会社の出向が命じられる。ここからドラマが展開。銀行というシチュエーション、不正に対する反逆は半沢尚樹に通ずる内容。前半はリストラ、子会社出向、退職、出口がつかめないもどかしさを覚え、後半は自分を陥れた支店長への逆襲にすかっとする。お勧め度☆☆☆(〜Max☆5)

  • Yunemo さん

    「リストラに乾杯」のリメイク版ということで改めて。2010.11.20に読了、大幅手直しとのことでつい購入。なんも覚えていないことに気付き、ある意味新鮮、でも愕然。記される銀行という職に対して、時代を感じます。確かにあくどい商売という考えも。こんなに簡単にリストラされ、それでも学歴と一流企業ということだけで自意識過剰、タダの人という感覚は難しい。定年も同様。仕事とは生きることそのもの、この考えまでには至りません。夫婦って何なんでしょ。夫婦再生という考えもしかり。リメイク版の一番の変化ということなのですが。

  • のっち さん

    本書の帯「推薦人高田郁」を見て購入。「リストラ」50歳半ばの私にはゾクッとする嫌な言葉です。主人公森山二郎は、有名大学からメガバンクで部長を勤めるエリート社員。そんな彼がリストラに・・・家族共々悪い方へ悪い方へと転落していく森山家。現実だとこんなに上手くはいかないだろうが、そこはやはり物語。回りの人たちの助けにより、徐々に前に向き新しい人生を歩み始める。最終章滝川の仕事観にこの物語の全てが凝縮されているような言葉でした。

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人物・団体紹介

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汐見薫著

東京都出身。東京外国語大学卒業。外資系銀行および邦銀にて銀行業務に従事した後、私立中学・高等学校に勤務。2003年、「黒い服の未亡人」で第1回北区内田康夫ミステリー文学賞大賞受賞。04年には『白い手の残像』で第1回ダイヤモンド経済小説大賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていた

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