宗教改革の真実 カトリックとプロテスタントの社会史 講談社現代新書

永田諒一著

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061497122
ISBN 10 : 406149712X
フォーマット
出版社
発行年月
1970年01月
日本
追加情報
:
18cm,226p

内容詳細

ルターのビラ貼り出し伝説はウソだった。カトリックとプロテスタントは何を争ったのか。改革によって民衆や聖職者はどう変貌したのか。中世から近代へ、大転換期の真実を活写する。

【著者紹介】
永田諒一著 : 1947年、福岡市生まれ。京都大学工学部卒業、同大学大学院文学研究科博士課程中退。現在、岡山大学文学部(歴史文化学科)教授。1999年、アウクスブルク大学客員研究員を務める。専攻はドイツ近世史、西ヨーロッパ教会史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • skunk_c さん

    15年前の本でパラ読みしていたものを通読。この頃の講談社現代新書は読みやすいものが多く、本書も例に漏れない。だが内容は十分。テーマを改革vsカトリックといった二項対立に捉えるのではなく、当時の民衆の動きを軸に追う。そこから見えてくるのは、ルターの高邁な思想とはかなりかけ離れたところで民衆が信仰への姿勢を変えていたこと。また、旧態依然としたカトリックというよりは、改革派との対抗の中で色々柔軟な対応を見せている。いちばん面白かったのは都市政府の間に立った対応。図版も多く、事例も細やかに紹介され立体に像が結ぶ。

  • hide さん

    16世紀の宗教改革を社会史の観点から読み解いていく。タイトルの『宗教改革の真実』は正直誇大広告だが、宗教改革が民衆生活にどのように影響を及ぼしたか、そして旧教と新教との対立の中でヨーロッパにおける宗教的寛容の精神がどのように育っていったかが事例とともに解説された良書。/聖職者の妻帯・正統派教会の権威否定・聖書の翻訳など新教のやっていることは旧来の各種「異端」とあまり変わらないように見える。それだけに、宗教改革を成功に導いた活版印刷術と街頭共読による思想宣伝の画期性を痛感させられた。

  • mass34 さん

    んー(-_-;)ー。つまんなかった。きっと読むべきときではなかったのだろう。また、今度。

  • うえ さん

    ルターが「「論題を城教会の扉に貼り出した」というくだりは、今日、歴史的事実として確定されていない…そのような歴史学界の判断にしたがって、日本の最近の高校世界史の教科書でも、いずれも以上の点をあいまいに叙述している」貼り出された伝承はすべて「1549年に刊行されたメランヒトンの記述にたどりつく」ルターの「周辺には…使命感を抱いたひとびとがいたであろう。彼らが、ルターに、『論題』発表の期日と場所の示唆を与えた可能性はないとはいえない」

  • スズツキ さん

    ルターが『九十五ヵ条論題』をヴィッテンベルク城教会に張り出したことに端を発する宗教改革は間違っていた、活版印刷の発明者はグーテンベルクではない、などというのは刺激的な題材だなぁ。

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永田諒一著

1947年福岡市に生まれる。1971年京都大学工学部卒業。1978年京都大学大学院文学研究科博士課程中退。現在岡山大学文学部歴史文化学科教授。専攻は西洋史学(ドイツ近世史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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