間違いだらけの風邪診療 その薬、本当に効果がありますか? ちくま新書

永田理希

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480074850
ISBN 10 : 4480074856
フォーマット
出版社
発行年月
2022年06月
日本
追加情報
:
288p;18

内容詳細

鼻・のど・咳・発熱…「風邪様症状」が出た時に、受診すべきタイミング、「見極めスキル」のある医師はどこをどう診てどう治療するか、処方薬や検査の目的と意味、メリット・デメリットなど、最新の正しい知識を、風邪診療のスペシャリストである臨床最前線の敏腕開業医がわかりやすく解説します。感染症治療には、昔の常識が現在の非常識である、というリアルが実はたくさんあります。本書を読めば、どういう医師が信頼できるかも見えてくるはずです。

目次 : 第1章 風邪(かぜ)という名の感染症のリアル/ 第2章 風邪の見極め検査のリアル/ 第3章 COVID‐19と発熱・風邪診療外来のリアル/ 第4章 風邪薬のリアル/ 第5章 マスクのリアル/ 第6章 消毒薬のリアル/ 第7章 インフルエンザウイルス感染症のリアル/ 第8章 風邪に似た急性気道感染症のリアル/ 第9章 風邪の「見極めスキル」のリアル

【著者紹介】
永田理希 : 1999年東邦大学医学部卒業。2006年金沢大学大学院医学系研究科外科系卒、医学博士号取得。厚生連高岡病院、富山労災病院、福井県済生会病院の勤務を経て、2008年石川県加賀市に「希惺会 ながたクリニック」を開業。風邪をはじめとした様々な感染症やアレルギー疾患、皮膚外傷・創傷、生活習慣病、漢方診療などプライマリケア領域を中心に地域臨床最前線で診療に従事。医療従事者向けの感染症予備校と称し「感染症倶楽部」を創設、臨床感染症診療に関する最新知識について講演活動を行う(2006年〜現在)など、教育活動も広範囲に手掛ける。新型コロナウイルス感染症(COVID−19)に対応する医療機関として地域での発熱等検査・感染症診療専門外来、後遺症専門外来を先駆けて開設。全国に有志を増やすためにWEB講演開設、自院作成リーフレットを随時シェア(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • みこ さん

    日本の医療が何となく薬漬けなのは知っていたけれど検査優先で診察が疎かになっていたり過去の慣習に捉われたりで漫然と抗生物質が処方され、耐性菌や副作用の問題点が発生していると指摘。ここまでは良いのだが最新の知見をアップデートできていない現場の医師へのいら立ちが文章に現れ過ぎて問題提起型として誰を対象にしているのかが分かりにくい文章になっているのが残念。「あなたの受けた診察や出された薬は本当に正しいのですか」と一般読者(=患者)に言われてもと思ってしまう。

  • そうたそ さん

    ★★★☆☆ コロナウイルスが猛威を奮ってからは、各所で嫌という程目にすることになった風邪に関する知識。とはいえ、未だ間違った知識・診療が当たり前のように蔓延る世の中。本書では現役医師である著者が最新の風邪知識をわかりやすく解説してくれている。知っていることも多かったが、割と隅から隅までしっかりとカバーした解説がされているように思えた。深く踏み込んだ解説は期待できないものの、結局風邪って何なの?という軽い疑問から手に取るにちょうど良い。今は診療を受ける側にも正しい知識・選択が必要な時代なのだと。

  • hirokun さん

    ★4 風邪症状に対する治療および薬の使い方に関する解説。エヴィデンスを基にする医療が大切であることが今回のコロナ騒動においても巷を賑わあせたが、この本は、それについてもわかりやすく解説している。どちらかゆうとすでに知っている知見が多かったが、マスクの効能で、インフルエンザウイルスとコロナウイルスで効能に差があることは初めて知った。インフルエンザにおいて、マスクの効用は限定的であることは、常識的に知っていたが、今回コロナにおいて、なぜマスクの着用がこれほどまでに言われるのかずっと疑問に思っていた。

  • ゆうすけ さん

    喉がすぐ痛くなりやすい体質で、すぐ風邪をひきます。この2年、気軽に医者にいけなくなりましたが、いいことなのかもしれないと思ったり。本書を読んで思ったのは、風邪の診断は非常に難しいということ。臨床現場で鍛錬をするだけではなくて、常に最新の研究等も追いかける必要がある。昔主流だった薬が全然時代遅れになっていることもよくあるみたいだ。風邪薬のほとんどが意味がないだけではなくて、デメリットの方が多いというのは衝撃。そして抗生物質は本当に駄目ですね。細菌を殺すもので、ウイルスには意味がないということがよくわかる。

  • 乱読家 護る会支持! さん

    感染症専門医による、 「風邪様症状」のある患者さんが受診すべきタイミング、 受診したとして「見極めスキル」のある医師はどこをどう診てどう治療しているのか、 処方薬ごとの目的と意味、メリット・デメリットなど、 最新の論文やエビデンスに基づいて臨床現場目線から書かれた本。 この3年間で、感染症に対するさまざまなな情報に溢れて、国民の多くはちょっとした専門家モドキ(?)になられたのではないかと思いますが、 この本、どっかで聞いたことがある話ばかりやなぁ、と思って、あまり真剣に読む気がせず、パラパラ読み。

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永田理希

1999年東邦大学医学部卒業。2006年金沢大学大学院医学系研究科外科系卒、医学博士号取得。厚生連高岡病院、富山労災病院、福井県済生会病院の勤務を経て、2008年石川県加賀市に「希惺会 ながたクリニック」を開業。風邪をはじめとした様々な感染症やアレルギー疾患、皮膚外傷・創傷、生活習慣病、漢方診療など

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