官能小説用語表現辞典 ちくま文庫

永田守弘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480422330
ISBN 10 : 4480422331
フォーマット
出版社
発行年月
2006年10月
日本
追加情報
:
15cm,362p

内容詳細

官能小説の醍醐味は、その独特の言語感覚にある。描くべきものが決まっているだけに、その表現の多彩さ、用語の多様さには目を瞠るものがある。本書は、2005年以前の数年間に発行された官能小説663冊の中から、官能小説に独特と思われる用語や表現をセレクトした用語辞典。約2300語を五十音順に整理し用例を示した、本邦初のユニークな辞典である。文庫化にあたり「絶頂表現」を付加。

目次 : 女性器(陰部/ クリトリス/ 陰唇/ 膣)/ 男性器(ペニス/ 陰嚢/ 精液)/ 声/ オノマトペ/ 絶頂表現

【著者紹介】
永田守弘 : 1933年東京生まれ。毎月30編以上の官能小説を読みこなし、新聞、雑誌などに新刊の官能小説を紹介するこの分野の第一人者。雑誌『ダカーポ』の人気コラム「くらいまっくす」を創刊号より現在まで25年余担当。古今東西のポルノにも詳しい(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 青蓮 さん

    二次創作の参考にしたいと言う不純な動機で購入。精読はしていません。ぱらぱらと拾い読み。本書は官脳小説663冊の中から独特と思われる用語や表現をセレクトした用語辞典。約2300語を五十音順に整理し用例を示したユニークな本。見ると本当に良くこんな表現が思いつくなあと驚いてしまいます。特に女性についての表現の豊かさには圧倒されます。官能的な文章は高い表現力が求められるのだなあとしみじみ思いました。

  • 鱒子 さん

    タイトル通りの本(^Д^) 女性器部門だけで本書の2/3が割かれています。めっちゃ笑える 爆笑(≧∀≦) ーーと思いつつ読んだのですが、だんだんと著者の熱い想いに打たれて感動すら覚えました。これだけの用語を出版社の枠を超えて集め、しかも新しい表現が出たら補填していくそうです。素晴らしい!解説の重松清さんも熱量高め。ただ、やっぱりオノマトペ部門は爆笑です(≧∀≦)

  • マエダ さん

    その頃は全然本を読んでいなかったが中学の時にこの本を手にしていたら、クラス全員の渾名がこの本一冊でまかなえたであろう。惜しいことをした。やはり知らないとは罪深いことである。

  • アズル さん

    枕元の本棚に置いてます。少し眠れない時に読んでいます。単行本の刊行当初、「あっ! 欲しい!」と言ったら、当時の彼氏に「やめて」と言われました。なんで? こんなに豊かな日本語がぎっしりなのに! 釈然としなかったなぁ。ロリ系の表現は可愛らしいものが多く、秘書系は多彩、年上系はじっとりしたものが多い、という印象です。

  • 姉勤 さん

    こんな本を読んでおいて格好をつけるつもりはないが、男女の機微な心理的表現や、リビドーに至る「すがた(姿、容)」もしくはフェチ(個人的にはうなじ)の描写のサンプルを期待していた。が、6割強が、『世界の始まり」そのものについての具体的&抽象的表現にあてられ、作家&読者の、「あれ」に対する咽せるような尽きせぬ想いに当てられる。正直序盤でダレる、もとい萎えるか。ところどころ笑えるからいいけど。

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永田守弘

1933年、東京生まれ。官能小説評論家。2020年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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