永井荷風 ちくま日本文学

永井荷風

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480425195
ISBN 10 : 4480425195
フォーマット
出版社
発行年月
2008年07月
日本
追加情報
:
15cm,477p

内容詳細

文学アンソロジーのひとつの到達点として高い評価を得た「ちくま日本文学全集」を、文庫サイズで新装刊。明治から現代までの日本文学作家ベストセレクション。本巻は、永井荷風の作品を集成。

【著者紹介】
永井荷風 : 1879‐1959。東京・小石川の生まれ。本名壮吉。別号断腸亭主人。若いころより芝居や寄席、遊里に遊び、文学に親しむ。二十代の西欧体験をもとに「あめりか物語」「ふらんす物語」を発表。一時、慶応の文科教授、「三田文学」を主宰。ついで「日和下駄」「腕くらべ」「〓(ぼく)東綺譚」。戦争中は世相を黙殺して江戸戯作の世界に遊び、戦後は巷の老独身者として浅草を愛した。日記に「断腸亭日乗」がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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 最近では作者の作品より、作者自身の生き...

投稿日:2009/11/27 (金)

 最近では作者の作品より、作者自身の生き方に脚光を浴びた評論、小説が流行っているが、からの作品には明治から大正にかけての東京を舞台にした江戸文化を感じさせられるような人情物が多く、どれをとっても素晴らし出来栄えであると思う。

白塗りのサル さん | 神奈川県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 優希 さん

    自分を模索しているような雰囲気を感じました。

  • 優希 さん

    再読です。時代の空気感を感じる作品でした。自分を模索する様子を描いているのに興味を惹かれます。古き良き日本の風景も見ることができました。

  • 佐島楓 さん

    アメリカとフランスに滞在していた荷風は、常に孤独を感じていたのではないだろうか。人種的、文化的な差異以上に、心情的に独りではなかったか。日本で綴られた文章の安定感を見ると、そう疑いたくもなってくる。当時としては実に変わった人物だったに違いない。その変わったところが武器にもなり、しかも誰よりも日本人らしい日本人だったのだろうと思う。

  • nightowl さん

    長生きした中から、明治末期〜終戦までの時代の空気を感じる選集。最後まで読み終えると、ひとつの時代が変わる流れを感じるよう。外国滞在時は愚痴りつつ、日本ではのほほんと散歩しながら穏やかに暮らしていた世界がきな臭くなるのを「花火」辺りからじわじわ解り始めるのが怖い。晩年の作も読みたくなる。解説は...荷風の危機感を感じ取っておらずちょっと気が抜けている...

  • ゆきだるま さん

    永井荷風をたぶん初めて読んだ。アメリカ、フランス、と留学して、自分の生き方を模索してる様子、それが随筆や小説に書かれてて興味深く読んだ。あと『すみだ川』はレビィ・ストロースが触れてて、たしかに古きよき日本の風景描写がよかったな。「日和下駄」は東京散策記。テレビ番組にもなりそうな。道、植物、水、寺、路地、空き地、崖、などなど。たびたび、古きよき日本の風景が失われてゆく、みたいに書いてて、いまの東京を見たらどう思うだろう、と思った。

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永井荷風

1879(明治12)年東京生まれ。1903年より08年まで外遊。帰国後『あめりか物語』『ふらんす物語』(発禁)を発表。主な作品に『〓東綺譚』『断腸亭日乗』がある。59(昭和34)年没

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