星をつかみそこねる男 水木しげる漫画大全集

水木しげる

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784063775563
ISBN 10 : 4063775569
フォーマット
出版社
発売日
2016年01月04日
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
624p;21

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読書メーターレビュー

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  • 厩戸皇子そっくりおじさん・寺 さん

    再読。中学生の時、KCデラックス版で改題された『新選組夜話 近藤勇』全2巻を繰り返し読んでいた。連載時のこの題名で出版されるのは初めてらしい。この大全集で再読できて良かった。カットされていた絵が全て見れた。さすが京極夏彦監修である。以下雑感●勇はおろか美男で名高い土方も惚けた顔に描かれた幻想のない新選組物語●勇は困った時に尻を掻く癖があるという逸話が挟まれるが、これは司馬遼太郎『燃えよ剣』にあり、司馬の創作の可能性が高い。水木しげるでさえ、幕末を扱うと国民的大衆作家の掌の上であるのが面白い。(雑感続く→)

  • ぐうぐう さん

    水木しげるが描く近藤勇伝。歴史の結果を象徴したタイトルが示すように、敗れた者、あるいは時代に負けてしまった者に対する水木の興味が全編から伝わってくる。義を背負った男達といった、新撰組を描く際のロマンは、ここには存在しない。「所詮我々も口では大きなことをいっても砂糖にむらがる一匹の蟻にすぎんよ 勤王の志士にしてもそうだ なにかすばらしいことがおこりゃせんか……或いは金でも落ちてやせんか 或いは国家を自分一人で作ろうとする夢想家にしても……砂糖が甘くなかったら京都に集まりはせんよ(つづく)

  • 軍縮地球市民shinshin さん

    水木版・近藤勇の伝記作品。史実に沿って比較的描かれている。水木曰く「成功者の伝記は描きたくないとのこと」。タイトルが不遇の境遇で死ななければならなかった近藤のことがよく表現されている。同時収録に、新選組の吉村貫一郎の短編も収録されている。吉村は浅田次郎の『壬生義士伝』で有名になったけど、水木は1972年に漫画にしていたんだなぁ。ただ吉村の元ネタは子母沢寛が創作したもので、史実とは大きく違っているという。

  • 大臣ぐサン さん

    大先生が描く近藤勇の伝記。ちくま文庫版『劇画近藤勇』のせいで、そっちが正式なタイトルだと思っていたが、初出は『星をつかみそこねる男』だったのか。大先生が調布で墓巡りをしていた時に近藤勇の墓を見つけたことから執筆した作品。大先生の伝記物に共通して言えることだが、時代劇などで語られるような豪傑としてではなく、あくまで近藤勇を時代に奔放される一人の人間として描いている。泣く子も黙る新撰組局長も、大先生にかかれば豪放磊落で女好きなとぼけた青年になってしまう。ヒトラーも勇も英雄の皮をはがせばそんなものかもしれない。

  • .ver さん

    新選組近藤勇の漫画。池田屋事件以外はこれといった活躍シーンもなく、時代に乗り遅れた結果、最後は不名誉な死を迎える近藤の虚しい人生が同情を誘いました。この手のバッドエンドの話を描かせたら水木氏は天下一品ですね。それと、初めて全集の方を買ってみましたが、図体が大きくて置き場所に困るデメリットはあるものの、文庫よりも文字が大きくて読みやすいのが大きなメリット。

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人物・団体紹介

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水木しげる

本名、武良茂。1922年(大正11)生まれ。鳥取県境港市で育つ。太平洋戦争中に召集され、ラバウルで左腕を失う。復員後、さまざまな職業を経て、57年『ロケットマン』で漫画家デビュー。65年『テレビくん』により第6回講談社児童まんが賞、89年『昭和史』により第13回講談社漫画賞受賞。91年、紫綬褒章、2

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