月光の夏 講談社文庫

毛利恒之

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061859944
ISBN 10 : 4061859943
フォーマット
出版社
発行年月
1995年06月
日本
追加情報
:
15cm,236p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • 瑪瑙(サードニックス) さん

    ずっと前に映画で見て凄く感動した作品。今回原作を手に取ってみた。実話を元にした小説との事。両親が鹿児島出身なので、知覧へ行った事がある。平和会館にも。特攻隊員の写真や遺書に涙した一人です。国の為に命を捧げた特攻隊員を犬死にと言う人がいたなんて信じられない。命令した国が悪いのに、彼らに罪は無いのに。彼らの尊い犠牲の上に成り立っている平和をもっと私達は大切にしないといけないと思う。戦争は二度としてはいけない。絶対に。

  • みっぴー さん

    《2018夏物フェア》第十一弾。「特攻前にピアノを弾かせて欲しい。」小学校に、二人の特攻隊が訪れた。『月光』を演奏し、去っていった二人。それから四十五年。彼らの弾いたピアノは老朽化ゆえに処分されようとしていた。なんとしてもピアノを守りたいと、一人の女教師が立ち上がる。そして再び四十五年前の謎の特攻隊員が話題にあがる。追えば幻のように消えてしまう二人の影。『月光』の話は作り話だったのか?ーー戦争は狂気の塊。人が人でなくなる。国体のため、どんな理不尽なことも許される。来年の夏も戦争関連の本を読もうと思います。

  • taiko さん

    鳥栖小学校の古いグランドピアノの廃棄処分が決まった。 年配の教師吉岡は、そのピアノを前に、45年前の特攻隊員の話を語った。… 『永遠の0』など、特攻隊の話はいくつか読みました。 突撃に失敗したり、機械不良などで不時着したり、戻ってきたりした隊員がいた事もそこで知りましたが、振武寮の存在とその意味は今回初めて知りました。 どの話を読んでも、戦争の不幸ばかりを知らされる思いです。 様々な事実を知らな過ぎた私は、更に学ぶ必要があると思います。 そして、多くの人にも知ってもらい、→続く

  • マリリン さん

    どこまでが史実なのか境界が曖昧なのは難点。散る前に奏でた「月光」の旋律と、ひた隠しにされている史実の存在が織りなす物語は多くの人の涙を散った命に届けたのは紛れもない事実。音楽は、感性は心のままを表す事で仄かな灯りとなる。無念だったろう。尊い命が意図しない形で失われた事に黙禱せずにいられない。報道や風評の信憑性は当時も変わらないと思うと複雑な気持ちだ。映画化されていた事は知らなかったが、独り心の中に想いを噛みしめて読む。映画も小説も売れる事を念頭に置いて制作されたなら...。青春時代に出会いたかった作品。

  • Y2K☮ さん

    事実を元にした小説。特攻隊員の方々には頭を下げるしかない。ただ素直に入り込めなかったのも事実。全て仮名にして右でも左でもない視点からノンフィクションを書いて欲しかった。もちろん私は戦争が嫌いで平和を好む。でも平和を守る為には自立した軍が必要だし、沖縄に基地の負担を押し付けて見て見ぬふりをするのが正しいとも思わない。著者はその点どう考えているのか。ある種の入門書として子供に読ませる分には良書。でも大人はもっと現実的に考えないと。本当に平和を守りたいなら。この国を守ってくれた特攻隊員に本当に感謝しているなら。

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人物・団体紹介

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毛利恒之

作家。1933年、福岡県生まれ。日本ペンクラブ、日本脚本家連盟会員。テレビドラマ脚本『十八年目の召集』で第1回久保田万太郎賞を受賞。戦争および戦後問題をテーマとした作品を多く手掛け、小説『月光の夏』(講談社文庫)は自らの企画、脚本で映画化、日本映画復興奨励賞、文化庁優秀映画作品賞を受けた(本データは

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