欧州航路の文化誌 寄港地を読み解く

橋本順光

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784787220691
ISBN 10 : 4787220691
フォーマット
出版社
発行年月
2017年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
229p;21

内容詳細

明治後期から大正期、そして戦前にかけて発展し、多くの日本人に異文化体験を提供した船の旅=欧州航路は、数百年にわたる西洋の東洋進出を歴史的にさかのぼる旅でもあった。哲学者・和辻哲郎の『風土』を補助線にして、近代日本の海外イメージをあざやかに照らし出す。

目次 : 序章 欧州航路の文学―船の自国化と紀行の自国語化/ 第1章 欧州航路の起点と原点―横浜と富士山/ 第2章 シンガポール/ 第3章 日本人が見た/見なかったペナン―和辻哲郎『故国の妻へ』『風土』を中心に/ 第4章 インドの代名詞コロンボ―デッキパセンジャーとハシーム商会/ 第5章 スエズの商人・南部憲一/ 第6章 日本人のマルセイユ体験―幕末遣欧使節団から和辻哲郎まで/ 第7章 和辻哲郎『風土』成立の時空と欧州航路―歴史的偶然と地理的必然との交差において

【著者紹介】
橋本順光 : 大阪大学大学院文学研究科准教授。専攻は英文学、比較文学

鈴木禎宏 : お茶の水女子大学基幹研究院准教授。専攻は比較日本文化論、生活造形論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Fumihiko Kimura さん

    コロンボのハシーム商会や、スエズの南部兄弟商会など誠に興味深し。しかし終章の和辻哲郎の思想はよくわからず。

  • 志村真幸 さん

     明治期から1960年代まで、欧州航路は日本文化にとって大きな意味をもった。日本から上海、シンガポール、ペナン、コロンボ、スエズ、マルセイユ、ロンドンとつなぐルートには、多くの文化人や研究者が乗りこんだのである。従来は彼ら彼女らの体験は目的地であるヨーロッパを中心に語られてきたが、実際にはルート上の各地でもさまざまな風物を目にし、思考への影響を受けていたのである。  その点を鋭く切りこんだ本書には、きわめて刺激的な論文が並んでおり、非常におもしろかった。  人名索引に加えて、船名索引が付いている。

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橋本順光

大阪大学大学院文学研究科准教授。専攻は英文学、比較文学

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