たとえ世界が終わっても その先の日本を生きる君たちへ 集英社新書

橋本治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087208702
ISBN 10 : 4087208702
フォーマット
出版社
発行年月
2017年02月
日本
追加情報
:
256p;18

内容詳細

イギリスEU離脱、トランプ大統領、安倍総理・・・・・・
「世界がバカになっている時代」に
染まらないために
橋本治と考えよう。

"英国のEU離脱決定"と"トランプ大統領誕生"から、
「西洋2000年の欲望」の終焉を考える橋本氏。

"心のない論理"が蔓延する日本への処方箋は何か。
対話形式で綴られる次の時代へのメッセージ。

●EUという「貧乏人の互助会」から逃げ出した英国
●ナチスを作ったのは、『闇金ウシジマ君』のように
貧乏人をハメた「アメリカの金融界」
「バブル景気」で日本から「金持ち」が消えた
●昭和経済の本質と、『失われた20年』から抜け出せない理由
歌舞伎が廃れたので、「特攻」が生まれた
「安倍政権」は保守ではなく左翼の末裔
●今の日本は「官僚みたいな奴」と「感動して涙を流したい奴」だらけ。
だから話が通じない
●トランプはなぜ大統領になろうと思ったのか
企業経営感覚の政治家は容易に差別主義者になる。
社員と違って国民はクビにできないので、
「こいつは非国民だ」と名指すようになるから

掛け合いで話が進む「対話形式」のため
橋本治史上、最も分かりやすい一冊!


【目次】
序 章 イギリスのEU離脱を見ながら考えた
第一章 バブルになるとどうなるのか
第二章 「ヨーロッパ」という謎を解く
第三章 経済は飽和したら終わるものだ
第四章 バブルを経て「社会」が消えた
第五章 なにを言ってもムダな人たち
第六章 世界が終わった後に
終 章 不思議な王子様のモノローグ――私は中学生のときにバブルを見た


【著者略歴】
橋本 治(はしもと おさむ)
1948年、東京生まれ。
東京大学文学部国文科卒業後、小説、評論、戯曲、エッセイと幅広く文筆活動を行う。
『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、『双調 平家物語』で毎日出版文化賞を受賞。『古事記』『源氏物語』『枕草子』『平家物語』といった古典の現代語訳も多い。
『上司は思いつきでものを言う』『性のタブーのない日本』『ひらがな日本美術史』『いつまでも若いと思うなよ』など、著書多数。


【著者紹介】
橋本治 : 1948年、東京生まれ。東京大学文学部国文科卒業後、小説、評論、戯曲、エッセイと幅広く文筆活動を行う。『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、『双調平家物語』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 小鈴 さん

    これは凄い。多くの人に読まれてほしい。「大きなものの終焉」の話は見田宗介と見据えているものはまったく同じでちょっと驚きました。考え抜ける人は辿り着くところは同じだ。この世界史的大変動が何なのかが見えている(見田は橋本治より根源的だが)。それを雑談のように語る、この話芸は橋本治にしかできない技だろう。おそらく、日本でこの二人が語り始めている「思想」は偶然ではないはずだ。

  • めだか さん

    「語り下し本」。昭和やバブルを体験しない世代の編集者との対談は面白い。橋本氏の独特の語り口調が他の著書より判り易いかも。大きいことは果たして良いことなのか?「足るを知る」というか「清貧」や「断捨離」の発想に通じるものがあるのかも。メルカリなど中古販売やシェアリング等、最近は、膨張一方の経済が方向転換し始めているのかもしれない。

  • 阿部義彦 さん

    集英社インターナショナルで気を吐く集英社本家の新書から橋本治さんの語り下ろし本です。何故語り下ろしにしたかを冒頭で「年をとったから」としています、難病でも有るしこの先ちゃんと執筆出来るのか心配です。が兎に角若者二人を相手に言いっぱなし、それから先は自分で考えろってこと。金融経済の終焉、大きくしろはもはや解決策では無い、経済は飽和した。にはご尤も、小さく儲ける、この辺は出版業界の「ひとり出版社」が元気で面白いと重ね合わせました。QandA形式なので分かりやすいです。金儲けと自己啓発には無縁な橋本節健在!

  • とよぽん さん

    橋本治さんの本を初めて読んだ。ラジオ番組のゲストで、この本の話をしていらっしゃったのを聞いて。いろいろうなずけることがあったが、「正義とは『損得で判断しない』ということ」、「正義というものは、いつも自己犠牲を要求するもの」という言葉がとても印象に残った。小説、評論、戯曲、エッセイ、古典の現代語訳など幅広い文筆活動をしてこられたようなので、他の本も読んでみたい。

  • kotte さん

    大きなものが終焉を迎えているという著者の指摘は正しいと思います。著者はいろいろなことを話しているので、内容がまとまっていないように感じますが、私が社会に対して感じている違和感の説明になっている部分があり、読んでよかったです。一番面白かったことはEUを「貧乏人の互助会」と言っている部分ですね。この一言で現在のEUの混迷が説明できてしまうのではないでしょうか。

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人物・団体紹介

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橋本治

1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以後、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルで精力的な執筆活動を行う。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年

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