障害者殺しの思想

横田弘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784768435427
ISBN 10 : 4768435424
フォーマット
出版社
発行年月
2015年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
横田弘 ,  
追加情報
:
254p;22

内容詳細

青い芝の会の「行動綱領」を起草し、健全者社会に対する鮮烈な批判を展開した横田弘の70年代の思索。

目次 : 第1章 障害者殺しの事実/ 第2章 障害者殺しの思想/ 第3章 「優生保護法」とは何か/ 第4章 障害者はどのように生きたか/ 第5章 われらかく行動する/ 第6章 カナダのCP者たち

【著者紹介】
横田弘 : 1933年、横浜市鶴見区生まれ。難産による脳性マヒのため不就学。60年、脳性マヒ者の組織「青い芝の会」に参加。64〜67年、障害者解放コロニー「マハ・ラバ村」に参加。この間に結婚、長男誕生。70年に起きた、障害児殺しの母親に対する減刑嘆願運動反対の取組みを皮切りに、「青い芝」神奈川県連合会の一員として、映画『さようならCP』制作・上映、バス乗車拒否に対する闘争、優生保護法改定反対運動、養護学校義務化阻止闘争など、障害者の生存権確立運動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 空猫 さん

    `79年出版`15年再版。差別用語は放送禁止となりバリアフリー化も進んで表面上は人権意識は高まっているようだがやはり差別が根強い事を痛感したのが`16年の相模原の事件だろう。障害は自分の身に降りかからねばやはり他人事だしその意見は綺麗事だ。[障害者の子を残して先に死ねない、障害を治そうと奔走した] これも障害者から見れば差別意識でしかないのだ。障害を持ったままでは生きていてはいけないと言っているのと同じだから。本を開けば強烈なメッセージが突き刺さり、読むのが辛かった。けれど多くの方に読んでほしい一冊。

  • おじいやん featuring おじいちゃん( ̄+ー ̄) さん

    考えさせることが多すぎてとてもじゃないが感想書ききれまへん。ヘルプミー

  • 4fdo4 さん

    まず先に書いておくのは、とても重い本である。 1979年出版。著者の訴えているのは「障碍者の生存権」。 介助疲れから重度障害の子供を殺した母親の減刑嘆願運動に真っ向から反対する。 「事件が起きてから減刑運動を求める。そして、それがあたかも良いことであるかの如くふるまう。 なぜその前に障害児と家族が穏やかな生活を送れるような温かい態度がとれなかったのか」 世論はこう言う。「思い余って殺した親を憎むのか」「可哀想な親に鞭を打つのか」なぜ「障害者は本来あってはならない存在」なのか。 読まれるなら覚悟されるべし。

  • さき さん

    【感想文とはズレますが】 私には脳性マヒ(CP)の障害を持つ4つ年下の幼なじみがいる。初めて出会ったのが、彼女がまだ赤ん坊の頃だったので、かれこれ40年近い付き合いになる。片足が不自由で、手と言語障害は比較的軽度。成長と共にのちに知る事となるのだが、軽い知的障害もあったようだ。しかしそんなこと気にならないくらい私達は非常にうまが合い、しょっちゅう遊んでた気がする。しかし今から18年前、私は重い鬱病になり、一時完全な引き籠り状態となってしまった。 ↓

  • 今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン さん

    図書館本だったので帯がなかったのだけど、アマゾンの画像の帯を見て「横塚晃一、横田弘、田中美津は私の3大ヒーロー」ってのにどえらい納得。これを読んで「自分には他者を差別(排斥)する要素などまったくない」と言い切れる人がいるだろうか。たまたま健常者として生まれた僥倖の上に胡座かいてるだけなのだ、所詮は。不本意な死に方をした存在を祀るというのは怨嗟の口を封じることだ、って考え方は目から鱗。後ろめたさがそうさせるのだろう。ということは、自分がやってることの罪の重さがわかってるってことだ。

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