横溝正史自選集 6 悪魔の手毬唄

横溝正史

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784882933236
ISBN 10 : 4882933233
フォーマット
出版社
発行年月
2007年05月
日本
追加情報
:
20cm,365p

内容詳細

閉鎖的な山村を舞台に、真骨頂「見立て殺人」の深化に挑んだ横溝文学の集大成。「宝石」元編集長大坪直行、講談社元編集長原田裕インタビュー「戦後探偵小説のあゆみ」初公開。

【著者紹介】
横溝正史 : 1902年、神戸市生まれ。大阪薬専卒。21年、「新青年」に「恐ろしき四月馬鹿」を発表。26年、博文館に入社して「新青年」の名編集長として腕をふるい、江戸川乱歩らとともに日本探偵小説黎明期の中心人物として活躍した。32年、作家専業となった直後、喀血して闘病生活を余儀なくされるが、「鬼火」「真珠郎」などを発表、再起をはたす。戦後はいちはやく本格物に力を入れ、48年、金田一耕助の初登場する「本陣殺人事件」で探偵作家クラブ賞長編賞を受賞した。40年代から50年代にかけて「獄門島」「八つ墓村」「悪魔の手毬唄」など、金田一シリーズを次々と発表、のちに横溝正史ブームを起す。81年、79歳で他界するが、60年間の作家生活の最後まで、新作の構想を練っていた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 雪風のねこ@(=´ω`=) さん

    いやぁもう面白い!人物の掘り下げも充分でトリックも効いている。背筋が凍るような不気味さも、強い方言でほっこりする台詞回しも緩急がついて病みつきになる。登場人物が多いので家系図を描いてみるのもいいじゃないかな。思ったけど金田一自身、結構小心な性格なんだろうな。そうだからこそ観察眼が肥えていると思う。他に対する好奇心が強く、大胆な行動をしつつもどもりながら話もする。そういう調子も、好ましく感じる。

  • Yuna Ioki☆ さん

    1250-453-44 ☆ハロウィンフェス☆No.8 横溝正史作品初登録。ストーリーはよくできているのだが、漢字を使って欲しいなと思う部分にひらがなが使ってあり読みにくいのが難点(¯―¯٥)普段いかに自分が漢字をたよりにひらがなを適当に読み飛ばしながら文脈を追っていたのかがよく分かったよ(¯―¯٥)

  • ぐうぐう さん

    『悪魔の手毬唄』は、執筆の背景を知るとより楽しめる。当時、すでに横溝正史は『獄門島』『八つ墓村』『犬神家の一族』を発表し、金田一耕助シリーズを不動のものにしているし、本格推理の旗手としてのポジションも確立されている(本当の意味での横溝ブームが来るのは、角川書店が仕掛けたメディアミックスが来るのを待たねばならない)。そんな横溝の、戦後本格推理の集大成といった位置付けで執筆が開始されたのが『悪魔の手毬唄』なのだが、そこに思いもよらぬ小説家が二人登場する。仁木悦子と松本清張だ。(つづく)

  • koji さん

    昨年NHKBSの本作の「深読み読書会」を見た時、その深読み度に驚きました。少し対抗心を燃やし、ネタバレにならないように一寸私なりに読み解きたいと思います。童謡殺人をモチーフにしたのが余りにも有名で、これを日本風に手鞠唄にしています。手鞠唄と言えば、有名なのは「てんてんてんまり」ですが、結構残酷な物語なんですね。この残酷さと、同じ手鞠唄の「一番はじめは一宮」のような数え歌をMIXした手鞠唄を考案した点に、著者の慧眼があったと思います(私見)。あとキャッチーな言葉の数々。「恨みの『モロッコ』」なんて最高ですね

  • ♪りんまま♪ さん

    金田一シリーズは、タイトルが良い。雰囲気あるよな〜

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横溝正史

1902年、神戸市生まれ。旧制大阪薬専卒。26年、博文館に入社。「新青年」「探偵小説」の編集長を歴任し32年に退社後、文筆活動に入る。信州での療養、岡山での疎開生活を経て、戦後は探偵小説雑誌「宝石」に『本陣殺人事件』『獄門島』『悪魔の手毬唄』などの名作を次々と発表。映画「犬神家の一族」で爆発的横溝ブ

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