阿蘇地域における農耕景観と生態系サービス 文化的景観論で地域価値を再発見し世界文化遺産登録を支援する

目次 : 第１部　阿蘇の地域価値再発見への接近方法―文化的景観の視点から（文化的景観としての阿蘇地域―重要文化的景観選定に向けて/ 景観概念の現代的適用による地域価値の再発見―文化的・自然環境的・政治経済的の３視点統合の「場」として）/ 第２部　地域価値の分析と保全（阿蘇・山東部における草原の利用形態と草原再生の取り組み/ 重要文化的景観にふさわしい阿蘇農耕景観マネジメント/ 阿蘇地域農業へのＧＬＯＢＡＬ　Ｇ．Ａ．Ｐ導入の意義と可能性―農業分野における国際的標準化の動向と伝統的景観の再評価への挑戦/ 草原飼養認証があか牛肉の消費者選好に与える影響の経済分析/ 阿蘇世界農業遺産の情報発信―フットパスと農文化を事例に）/ 第３部　阿蘇草原の生態系サービスの評価と保全（阿蘇草原における生態系サービスの現状と今後の課題/ 阿蘇北外輪山の採草地における生物多様性指標の抽出と評価/ 誰でも使える生物多様性診断マニュアルの作成と活用―阿蘇北外輪山地域の採草地を例に/ 阿蘇草原保全に関する環境価値評価と市民意識の比較/ 阿蘇の草原：多機能農業と文化的景観に関する国際的論議における意義/ 阿蘇草原の野焼き（ｂｕｒｎｉｎｇ）の特殊性について）/ 第４部　阿蘇文化的景観のマネジメント（ＢＳＣによる阿蘇農耕景観保全活動マネジメントの提案/ 南阿蘇鉄道を対象としたイベント論的アプローチ―南阿蘇鉄道近隣の人々のなりわいと生活・観光）

【著者紹介】
横川洋 : 九州共立大学総合研究所

高橋佳孝 : 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構西日本農業研究センター（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）