大江千里と渡辺美里って結婚するんだとばかり思ってた 昭和40年代男子の思い出エッセイ

樋口毅宏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784330037202
ISBN 10 : 4330037203
フォーマット
出版社
発行年月
2020年03月
日本
追加情報
:
208p;19

内容詳細

月刊『散歩の達人』の人気連載が単行本化!
昭和の思い出を綴ったエッセイ集。


2016年7月より月刊『散歩の達人』で連載中の「失われた東京を求めて」をまとめたエッセイ集。
東京に生まれ育ち、暮らしてきた作家・樋口毅宏が、音楽やテレビ、ラジオ、映画、プロレスなど様々な切り口から、昭和の思い出を振り返る。
あの日、あの時、あの出来事。当時、僕らは何を思い、何をしていたのか。
そして当時、圧倒的な熱量で時代をけん引していた者たちは今、それを見つめる自分は今――。

同世代なら、きっと共感できるはず。
「何年かに一度会う腐れ縁の友と、だらだらダベる感じで読んで」お楽しみください。

【目次】 
◎映画マニアはなぜ潰れた映画館の話を嬉しそうに語るのか
◎武道館を愛していますが何か?
◎僕が東京で目撃した有名人たち
◎BOØWYとわたし
◎樋口毅宏の引っ越し人生@池袋
◎樋口毅宏の引っ越し人生A上板橋
◎樋口毅宏の引っ越し人生B 野方
◎村上春樹と握手したのは僕です(しかも高田馬場)
◎樋口毅宏の引っ越し人生C阿佐ヶ谷〜茗荷谷
◎人生で大事な町はすべてアド街から教わった
◎樋口毅宏の引っ越し人生D三軒茶屋
◎久米宏さんのこと
◎佐野元春がどれだけ神だったか知ってますか
◎金曜夜8時といえば――昭和プロレスの幻影
◎30年ぶりの大江千里
◎僕は時代の証人になれなかった
◎樋口毅宏の引っ越し人生E京都
◎尾崎豊が死んだ日
◎僕は渡辺美里と結婚したかった――80年代日本ポップミュージック考
◎「エコーズが好きでした」と告白することは罪ですか?
◎『タッチ』とは『あしたのジョー』である
◎男の子はみんなジャッキー・チェンになりたかった
◎When I was young, I'd listen to the radio
◎桑田佳祐は、日本のポップミュージック史上最大の変態だ
◎テレビがやんちゃだった頃
◎鬼子母神スタンド・バイ・ミー
◎昭和最後の日、平成最初の日
◎中島みゆきに謝罪します
◎異説・長州力
◎松田聖子とは何か? 111回目の武道館コンサートを観て考えたこと
◎TM、バクチク、チャゲアス、米米、ブルーハーツ…… 80年代ライブ評
◎ゾンビ、ネバー・ダイ

【著者紹介】
樋口毅宏 : 1971年東京都豊島区雑司が谷生まれ。出版社に勤務したのち、取材で出会った白石一文氏の紹介により、2009年『さらば雑司ヶ谷』でデビュー。2011年、『民宿霊国』で第24回山本周五郎賞候補と第2回山田風太郎賞候補に。2012年、『テロルのすべて』で第14回大藪春彦賞候補、新書『タモリ論』はベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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生まれ育った東京の地域の空気感が詳しく描...

投稿日:2021/06/19 (土)

生まれ育った東京の地域の空気感が詳しく描写されていて行ってみたくなりました。結構、名前を見たことのある著者ですが弁護士の三輪記子さんと結婚してたとは知らなかった。そのなれそめも書かれてます。

watatak さん | 兵庫県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 厩戸皇子そっくりおじさん・寺 さん

    樋口毅宏さんの本は、たぶんほとんど読んでいると思う。とりわけ本書は共感しながら楽しんで読んだ。昭和40年代生まれの人間には懐かしい話題ばかりである。都会で生まれた樋口さんには映画は近い娯楽だが、田舎に育った私には、映画は電車に乗って何時間もかけてわざわざ観に行き、二本立て拝見後は必ず頭痛を起こすリスキーな娯楽だった。ラジオの話も懐かしく、私もとんねるずのオールナイトニッポンは嫌いだった。コサキンは最高に好きだった。大槻ケンヂは本当に話芸の達人だと思う。電グルも良かったが、瀧さんがああなるとは。面白かった。

  • はれひめ さん

    大江千里「十人十色」佐野元春「サムディ」「アンジェリーナ」久々に聞きたくなりました。BOØWYや尾崎豊、時代の寵児を熱く語る樋口さんに一々同意。ECHOESの辻仁成の変遷は遠目に。アゲアゲ気分にさせてくれる一方、樋口さんの家族愛や池袋愛は切ない。大江千里は学祭で前列中央で観れたし、(翌年は山本達彦だった)渡辺美里の西武球場も、バービーボーイズの東京ドームも参戦した私も歴史の目撃者だ。「サワコの朝」大江千里の回見逃したからネットで拾おう。樋口さんお願い。もっと描いて。青春時代を思い出させてくれて感謝です。

  • あみやけ さん

    東京生まれでもないし、プロレスも洋楽も好きではないですが、佐野元春は大好きだったし、GBも買ってたし、世代も同じで、共感することが多かったです。とっても懐かしい気分になりました。でも、こんなので本が描けるのなら、僕にも書けそうです。ここまでおもしろおかしくは書けませんが。昭和の後半から平成を振り返るいい機会になりました。

  • nagatori(ちゅり)。 さん

    もう、書いてある単語がいちいち懐かしすぎて、そして多すぎてうまいことレビューを書ける気がしません。ちょっと読むだけで胸いっぱい、お腹いっぱい。私も大江千里と渡辺美里は結婚すると思ってた。PATi PATiとかGB、買ってたなあ。そして何より、樋口さんが羨ましく、妬ましい。東京に住んでいるって、こういうことなのか。私が憧れ、行きたかったライブ、映画、コンサート、想像するだけで遠いものだったアーティスト達のあれこれを思う存分に浴びている姿がもう、ああもう、いいなぁぁ←田舎者の僻みです(笑)

  • あじ さん

    もしも私に兄や姉がいたら、大江千里と渡辺美里の結婚を妄想できたかもしれないし、辻仁成が“ECHOES”だった事をとっくに知っていたかもしれない──。「僕は幸福な目撃者」だと40男が人生半ばで恍惚と振り返るエッセイ。繰り返し再生していればカセットテープに黴は生えない。例えテープが伸びきったとしても、思い出はいつもこころの拠り所であり続ける。いい出汁でてます。

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