基本情報
内容詳細
かつて作家・水上勉が「花身の人」と呼んだ華道家が、写真家の夫と、軽井沢に居を構え、花探しの旅に出たのは二十数年前のことです。そっと季節を告げる野花の魅力に憑かれた夫婦は、毎年、山麓の雪解けを待ちかねたように高原を歩きはじめます。野に開く花の旅は、軽井沢、高峰、湯の丸、志賀、八千穂、蓼科、開田、そして、旧中山道の村里と、晩秋までつづきます。美しいカラー写真とエッセイで、約一九〇種あまりの野花の精一杯の笑顔を紹介します。
目次 : 春 四月、五月の野花(春の野花/ 軽井沢を歩く。)/ 初夏 六月、七月の野花(初夏の野花/ 高峰・湯の丸高原を巡る。 ほか)/ 夏 八月の野花(夏の野花/ 蓼科・八千穂高原を回る。)/ 秋 九月、十月の野花(秋の野花/ 中山道沿いの野花を見る。)
【著者紹介】
槇野尚一 : 1920(大正9)年静岡県生まれ。朝日新聞社写真部、出版写真部、編集委員を経て、定年後フリーの写真家活動に入る。山野草などの植物撮影のほか、芭蕉や西行の足跡を訪ねる写真紀行の仕事を行っている
槇野あさ子 : 1927(昭和2)年東京都生まれ。13歳より生け花をはじめ、現在、小原流副教務。「さわらび花の会」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
(「BOOK」データベースより)
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