音楽言語の技法

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784636951387
ISBN 10 : 4636951387
フォーマット
発行年月
2018年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
130p;30

内容詳細

目次 : ■第1章: 不可能性の魅力、およびさまざまな素材の相関性 / ■第2章: インドのリズム、ラガヴァルダーナ / ■第3章: 付加音価を付けたリズム / ■第4章: リズムの拡大または縮小とそのリズム形の一覧表 / ■第5章: 不可逆リズム / ■第6章: ポリ・リズムとリズム・ペダル / ■第7章: リズムの記譜法 / ■第8章: 旋律と旋律曲線 / ■第9章: 鳥たちの歌 / ■第10章: 旋律の展開 / ■第11章: リート・フレーズ、2部フレーズ、3部フレーズ / ■第12章: フーガ、ソナタ、単旋聖歌の諸形式 / ■第13章: 和声、ドビュッシー、付加音符 / ■第14章: 特殊な和音、和音の房、和音の連結表 / ■第15章: 和声外音の拡大、アナクルーズとデジナンス / ■第16章: 移高が限られた旋法 / ■第17章: 旋法の転旋と長調性との相関性 / ■第18章: 私の旋法と、旋法性音楽、無調性音楽、多調性音楽、4分音音楽との相関性 / ■第19章: 多旋法性 / *作品目録

【著者紹介】
オリヴィエ・メシアン : 1908年12月10日、翻訳家であった父ピエール・メシアンと、詩人の母セシル・ソヴァージュの長男としてフランスのアヴィニョンに生まれた。早くから音楽の才能を示し、11歳でパリ音楽院に入学を許され、マルセル・デュプレにオルガン、モーリス・エマニュエルに音楽史、ポール・デュカスに作曲を学び、輝かしい成績とともに5つのプルミエ・プリが授与される。1931年、パリの聖トリニテ教会の首席オルガニストに任命され、最期までその職務を果す。パリ・エコル・ノルマル音楽院、ついでスコラ・カントルムで教鞭をとり、捕虜収容所から解放された1941年、パリ音楽院の教授に迎えられ、1978年まで世界中から集まった若い作曲家たちの多くを育成。1967年フランス学士院会員となる。1992年4月27日、パリで没す

細野孝興 : 東京藝術大学名誉教授。東京藝術大学音楽学部中退、フランス政府給費留学。クラリネットをH.ドゥリュアール、指揮法をP.デルヴォに学ぶ。ミュジック・ドゥ・ラ・ギャルド招聘団員、パリ音楽院管弦楽団研修員。東京藝術大学音楽学部教授。フランスでの音楽活動、講演、コンクール審査多数。著述芸術勲章受勲(フランス政府)。訳書も多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 忽那惟次郎8世 さん

    フランスの現代音楽作曲家 オリヴィエ・メシアンの自らの作曲語法について書いた本の翻訳本。 昭和29年6月に作曲家 平尾貴四男が翻訳した「わが音楽語法」が従来はデファクトスタンダードであったが2017年に 新たに細野孝興によって翻訳されたもの 私は高校・大学次代にはすでに平尾本の方は絶版で 図書館で借りて読んでおり、また友人から借りて全ページコピーした。 コピーするともったいないから線を引いたり出来ずに充分に読み込むことができなかったが 今回この本の出版により深く読むことができた。

  • 沖縄電鉄社長 さん

    メシアンの曲をもっと聴いてから、この本に書かれていることを改めて振り返りたい。

  • m さん

    メシアンの曲に関する解析は数多出回っているらしいが全部間違っているらしいのでメシアン本人が自分で解説することにしたという本。本人によるとこの本は作曲法や和声法、管弦楽法や対位法を習得したものなら誰でも容易に理解できるであろう、とか書いてあるがそれってハードル高すぎるし、当方の感覚だとそのハードルは別に超えなくても理解はできると思う。メシアン的なセリーとか付加音価(ポリリズムに使えそうなやつ)とか書いてあって、dtmとの相性は悪いが応用はしやすそう。7000円と高いが読みやすかった気がするのでおすすめ。

  • 毒モナカジャンボ さん

    メシアンの自然物(宝石、虹、何よりも鳥)、人工物(ステンドグラス)からうけるカトリック的霊感がいかに楽譜上に現れるのかという理論書というより自己解剖的な本。メシアンの活動時期とほぼ同時に現れたジャズの言葉を用いて移高の限られた旋法を見ると、第二旋法をディミニッシュ・スケール、第三旋法をシンメトリック・オーギュメントスケールに読めるが、その使用法は厳密にクラシックの和声法と結びつき、またメシアンによるアレンジがなされているためコードによる表現をほぼ不可能にしている。三大文明圏には特有の旋法とリズムがある。

  • 横丁の隠居 さん

    松平頼則「新訂 近代和声学」で扱われていたので概要は知っていたのだが、数え上げがちゃんと出来ているのか確信がなかったが、まじめに数え上げたら、さすがメシアン、大事なところはきっちり押さえていることが判明。メシアンはリズムの扱いも含めて、これらの自作の原理を太っ腹にも公開してしまったおかげで、メシアン風の音楽を書くのは誰にも容易になってしまったが、逆に亜流が生まれるのを未然に防いだという見方もできるのかもしれない。

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