あなたへの歌 中公文庫

楊逸

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122063136
ISBN 10 : 4122063132
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
追加情報
:
325p;16

内容詳細

中国生まれのメイは、東京のお菓子メーカーで働く二十八歳。日本人の彼からプロポーズされ、新婚生活を送るため、赴任先の天津へ―。後を追うように、中国語教室の生徒たちがやってくる。生徒の一人から「中国人の妻の連れ子が家出をした」と連絡が入り、中国全土を探して回ることに…。日本人と中国人のカップル二組をめぐる、国際結婚小説。

【著者紹介】
楊逸 : 1964年中国黒龍江省ハルビン生まれ。87年、留学生として来日し、お茶の水女子大学文教育学部地理学専攻を卒業。在日中国人向けの新聞社勤務などを経て、日本大学芸術学部教授。2007年、「ワンちゃん」で文學界新人賞を、08年、「時が滲む朝」で芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • nyanlay さん

    一度読んでいる事を忘れて再読。前回同様、主人公のパートナーの言動が気に食わない。物語としては嫌いではないのですが…。

  • 魚53 さん

    前半は日本人の彼との関係。後半は、中国を人探しであちこち出歩く話。中国人の主人公が語るというスタイルは新鮮。主人公はカラッとしていて屈託がない。何事も行動して解決していく。逆に日本人の彼は、仕事ばかりしていてつまらない男で魅力がない。これが日中の差なのか。

  • pitch さん

    日本人男性と結婚した中国人女性が、自分のことに悩んだり、友人のトラブルにお節介やいたりする話。主人公が良くも悪くも自分本位なのは、これが中国人ぽさなのかなあと。後半のグルメ紀行みたいな展開より、前半の夫とのゴタゴタの方が面白かった。阿桂さんがモテ過ぎなのが気になったけど、気軽に楽しめました。

  • akemitsu さん

    中国から日本に留学し、日本人の彼氏との結婚に迷いながら、日本の会社で働く明月。彼の中国転勤にともない結婚に踏み切るが2人でいる事の孤独を知る中、知人夫婦のトラブルに巻き込まれ…といった感じのお話。彼氏があまりに保守的でちょっとイライラするけど、面白かった。中国の人たちの発想が異文化として楽しめる感じで散りばめてあり、気がついたらスケールが大きな話に。彼女の作品は2作目だけど、結構好きだなと思った。

  • 桐一葉 さん

    てっきり結婚なんてせずに、副業で自分を見つめ直す話になるかと思いきや。相手の男尊女卑がひどくていつの話!?こんな人ほんまにいるん!?て思ってしまった、、けど結局晒け出せる人としか暮らせへんもんなぁー。どんどん色んな国のルーツを持つ人たちが増えて、違いを受け入れるという大事なことが当たり前に広がってゆく時代を作っていけたらな と。誰かを、何かを愛して大事にするという気持ちは誰にでもあることやから。

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