平和のための戦争論 集団的自衛権は何をもたらすのか? ちくま新書

植木千可子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480068149
ISBN 10 : 4480068147
フォーマット
出版社
発行年月
2015年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;18

内容詳細

「戦争をするか、否か」を決めるのは、私たちの責任になる。集団的自衛権の容認によって、日本と世界はどう変わるのか? 現実的な視点から徹底的に考えぬく。

【著者紹介】
植木千可子 : 早稲田大学教授。マサチューセッツ工科大学(MIT)国際研究センター・安全保障プログラム客員研究員。国際安全保障学会理事。専門は国際関係と安全保障。麻生内閣で首相の諮問機関「安全保障と防衛力に関する懇談会」委員を務める。朝日新聞記者、北京大学国際関係研究所容員研究員、防衛省防衛研究所主任研究官などを経て現職。上智大学外国語学部卒、同大学院修士、マサチューセッツ工科大学博士Ph.D.(政治学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 5 よういち さん

    集団的自衛権の行使容認によって日本は軍事力適用の範囲を緩めた。著者はリベラルな安全保障の専門家で、集団的自衛権行使の容認派としての立場から、いかに戦争が起きないようにするかということを論じてる。憲法や倫理の観点では言語道断との意見も多いが、国際政治や軍事的なパワーバランスという側面から考えれば最も現実的な意見であると思う。◆集団的自衛権の行使容認による抑止力。抑止には「懲罰的抑止(攻撃したら報復することを明らかにして抑止する)」と「拒否的抑止(攻撃しても成功しないとして抑止)」がある。◆中国との関係改善

  • 活字スキー さん

    読み友さんからのお薦め。一筋縄ではいかない国々とのお付き合い。平和がイチバン、戦争はお断り……といっても、実際どうすればイイのやら。多くの犠牲を生み、今なお多くの痛みを引きずる先の大戦では、若者達が選ぶ自由のないままに戦場の徒花と散った。それを知り、現代に生きる我々には、より良い未来を選ぶ権利と義務があるはず。物理の問題にかぎらず、あらゆる行為には作用と反作用があり、相対的でもある。著者の唱えるリベラル抑止論は非常に明晰で説得力に富むので、一人でも多くの人に読んでもらいたい良書。

  • ダンボー1号 さん

    この手の本は初めから「戦争反対で思考停止、また集団支持とそれぞれの立場から結論ありきの都合いい世界情勢の分析をしている傾向ので偏らない分析は肯ける。最近の世界情勢を現実的に見ている。抑止力とは機会費用の考え方は多くの人に読んでほしい。集団自衛支持する人も当然闘いたくない。どの選択が平和かを皆が考えるべき。いつまでも現状維持も出来ない、日本にのみ都合のいい選択が許されるのか?、何に参加するか?政権の判断力を信頼出来ない?日本の5つの選択肢は今後何度となく読み返すでしょう。落ち付いて考えるために必須の一冊。

  • プレイン さん

    安全保障について非常に分かりやすくまとめられた良い本。戦争が何故起きるのか、日米中の関係の中で日本の置かれている現状はどうなのか、集団的自衛権を行使すべきなのか等中立的な立場からの解説及び提案は非常に参考になる。専門家では常識だと思うが、核の抑止力は効果が確認しようがないと番犬の話は素人にも理解しやすい。集団的自衛権など感情的に議論する方にも是非とも読んで欲しい。

  • 加藤久和 さん

    第4章の「抑止力とは何か?」に啓発される。「抑止力」という言葉が決めゼリフの如く多用されるのだが、しかしよく考えてみれば抑止力が実際に効いているのかどうか確認することは不可能なのだ。著者は抑止を成功させるためには相手国に正しくシグナルを送る必要があり、そのためには@信頼関係の存在、Aコミュニケーション回路の確保、B野党の存在、C観衆費用、D軍備増強、などの要素が不可欠だと言う。安倍政権はDの軍備増強のみを突出させ他の要素には無関心だがこれでは抑止力は成立しない。抑止力という言葉を安易に使用してはならない。

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