たったひとつの「真実」なんてない メディアは何を伝えているのか? ちくまプリマー新書

森達也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480689269
ISBN 10 : 4480689265
フォーマット
出版社
発行年月
2014年11月
日本
追加情報
:
201p;18

内容詳細

メディアはすべて、事実と嘘の境界線上にある。それをまず知ろう。ニュースや新聞は間違えないという思い込みは捨てよう。でも嘘ばかりというのは間違い。私たちに不可欠となっているメディアを正しく使う方法とは?

目次 : 第1章 自分の眼で見ることの大切さ(北朝鮮はどんな国?/ メディアから受ける情報だけでは偏る ほか)/ 第2章 メディアは必要か?(戦争がどのように始まるかを語り継ぐこと/ 戦争が起きるときメディアはストッパーにならない ほか)/ 第3章 メディア・リテラシーとは?(国家がメディアをコントロールするとどうなるか/ メディアは怖い。使い方を誤ると… ほか)/ 第4章 映像メディアを理解しよう(テレビの副作用/ ニュースの順番を考えているのは誰? ほか)/ 第5章 事実と嘘の境界線上にある、それがメディアだ(今見ているものは現実の一部でしかない/ メディアは最初から嘘なのだ ほか)

【著者紹介】
森達也 : 1956年広島県生まれ。映画監督、作家。明治大学情報コミュニケーション学部特任教授。テレビ・ディレクター時代の98年、オウム真理教の現役信者を被写体とした自主制作ドキュメンタリー映画「A」を公開。ベルリン映画祭などに正式招待される。2001年に続編「A2」が山形国際ドキュメンタリー映画祭で審査員特別賞・市民賞を受賞。11年著書『A3』で第33回講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • よこしま さん

    事実は限りない多面体である◆メディアリテラシーについて問題提起した内容です。著者はオウムについて映像化する際、信者をもっと悪として強調しろと言われ、従えず会社を追われた身。◆なにが真実か?例えに中国で反日デモがあったとして。ファインダー1つ。デモの部分だけを映せば国全体が反日に見えます。遠ざけて撮影すれば、街の極一部にすぎず。どう映すかなんです。◆メディア自体が人である以上、主観でして。拡張も隠蔽も。国会中継しないNHK、8月30日の全国デモを人数など明確に報道しないメディアには注意したほうが賢明です。

  • タルシル📖ヨムノスキー さん

    新聞、雑誌、テレビ、ラジオ。いわゆるメディアは、中立でも公平でも客観的でもない。情報は作られる。メディアは多数派に媚びる。なぜならその方が売れるから。新聞の世界では両論併記≠ェ原則だというが、コレも並べ方次第で受け取る側の印象はまったく変わる。最近時々耳にするメディアリテラシー≠ノついて解説している本です。これを読むと、如何に情報が操作され、より刺激的に加工され、我々の目に届くかがわかります。過去の事例もいくつか書かれていて、その部分を読むと、自分もマスコミに踊らされていたことがよくわかります。

  • ばりぼー さん

    広島と長崎に原爆が落とされた8月6日、9日と並び、日本人にとって8月15日の終戦記念日は、決して忘れてはいけないメモリアル・デーだ。ならば、ドイツのメモリアル・デーはいつですか、と僕はベルリン自由大学の学生たちに質問した。「私たちのメモリアル・デーは1月27日、アウシュビッツ絶滅収容所が解放された日です。それと1月30日、ヒトラー内閣が誕生した日です。」もちろん、戦争の被害を語り継ぐことはとても重要だ。でも戦争は被害だけではない。加害と被害の二つの視差が交錯することで見えなかった領域が可視化される。

  • たかやん さん

    ゴーストライター騒動でお馴染みの佐村河内守氏を被写体にしたドキュメンタリー映画『FAKE』がたいへん面白かった(語弊があるかもしれませんが)ので、まずは森監督のちくまプリマー新書を。ネットどころかテレビもラジオもまだまだ歴史の浅いメディアだということにあまり意識してこなかった。何かをニュースにするってことは、何かをニュースにしないこと。「酒は飲んでも飲まれるな」とはよく言いますが、メディアもきっと同じ。わかりやすそうな顔をしているモノほど気をつけたい。

  • calaf さん

    メディア・リテラシー入門。メディアを信じてはいけない。所詮主観的な嘘の塊だから。ただし、不必要なものとして切り捨てることもならない。当然真実も含まれているし、そもそも人というのは知の欲求を持っているものだから。つまり、嘘が多分に含まれた主観的なものという認識を持ちながら、うまく活用していくことを考えるべきだ!

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