全員で稼ぐ組織 JALを再生させた「アメーバ経営」の教科書

森田直行

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784822250201
ISBN 10 : 4822250202
フォーマット
出版社
発行年月
2014年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
251p;19

内容詳細

「アメーバ経営」を知り尽くした著者による、企業経営者必読の一冊である。
──稲盛和夫京セラ名誉会長

世の中には数々の経営手法がありますが、アメーバ経営がそれらと一線を画すのは、導入することにより
意思決定の仕組みや組織、事業の構造だけでなく、目に見えない企業文化や働く人々の人生観、価値観までが
変わっていくところにあります。(本書「はじめに」より)

2010年1月、会社更生法の適用を申請し、事実上経営破たんをした日本航空(JAL)の会長兼CEOに、日本政府と企業再生支援機構の強い要請を受けて稲盛和夫京セラ名誉会長が就任。著者も管財人代理・副社長としてこの難題に取り組んだ。JAL再建の切り札となったのが、京セラの経営管理手法「アメーバ経営」だった。その後、JALの業績は、当事者が驚くほど劇的に回復、2013年9月には会社更生法申請からわずか2年8カ月という短期間で、JALは東京証券取引所に再上場を果たした。
本書は、アメーバ経営の仕組みと具体的な実践方法を経営者向けに本格的に解説した初めての本。著者の森田氏は京セラに入社以来、アメーバ経営の仕組み作りに取り組んできた。本書ではJALを含め、製造業、病院、介護事業者、通信会社などへの導入事例を題材に、アメーバ経営を詳細かつ、やさしく解説する。
巻末に「早わかりアメーバ経営」「アメーバ用語集」の付録つき。

著者
森田直行(もりた・なおゆき)
KCCSマネジメントコンサルティング(KCMC)会長。1942年、福岡県生まれ。鹿児島大学卒業後、1967年、京都セラミック(現・京セラ)に入社。アメーバ経営の仕組みと情報システムの確立・推進を担当。1995年、社内ベンチャーとして始めた事業をベースに京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)を設立、社長に就任(現相談役)。2006年、京セラ代表取締役副会長。2010年、経営破綻したJALグループの再建に参画、副社長として稲盛和夫京セラ名誉会長とともに部門別採算制度の導入による経営改革を実行し、再建に貢献した。2012年、中国に京瓷阿美巴管理顧問(上海)有限公司を設立し、董事長に就任。アメーバ経営の伝道に日々心血を注いでいる。

【著者紹介】
森田直行 : KCCSマネジメントコンサルティング(KCMC)会長。1942年、福岡県生まれ。1967年、鹿児島大学卒業後、京都セラミック(現・京セラ)に入社。アメーバ経営の仕組みと情報システムの確立・推進を担当。1995年、社内ベンチャーとして立ち上げた事業をベースに京セラコミュニケーションシステム(KCCS)を設立し、社長に就任(現・相談役)。2006年、京セラ副会長。同年、KCCSのコンサルティング部門を分社化しKCMCを設立、社長に就任。2011年、KCMC会長。2012年、中国に京瓷阿美巴管理顧問(上海)有限公司を設立、董事長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • Kawai Hideki さん

    稲森和夫とともにJALに乗り込み、見事に再建させた森田直行氏が語る「アメーバ経営とは何か」会社を小規模チーム(アメーバ)に分割し、収入と支出を定義して単位時間当たりの採算性をリアルタイムで追求。「家計簿がつけられれば誰でも経営できる」というだけあって、シンプルで分かりやすい。稲森フィロソフィでは長期的な人間力の改善を目指す一方、アメーバの目標は短期的で改善効果がすぐに分かるためモチベーションを高めやすい。JALのエピソードだけでなく、製造業/サービス業への実際の適用事例も興味深かった。名著。

  • tetsubun1000mg さん

    「稲盛和夫の実践アメーバ経営」を読んだが分かりにくい点があったので、京セラからコンサル業務を立ち上げた森田氏の著作を読んでみた。 率直に読んで分かりやすい内容だった。 特に売り上げや経費の分類の仕方が、家計簿を例にして具体的で腑に落ちてくる。 成果主義、効率至上主義の現在の大企業は、行き詰まりを見せている。 法令違反を承知で破っている大企業も多いし、繰り返すケースもみられる。 「アメーバ経営」と「フィロソフィ」が真の解決策となりうるのか。 中小企業の製造業や病院、介護施設などの導入事例も興味深かった。

  • Kentaro さん

    ダイジェスト版からの要約 アメーバ経営では、成果主義的な考え方を否定します。全員参加により、皆で協力して給料を稼いで、物心両面の幸せを目指す、そして世の中にも貢献していこうというのが基本方針です。成果主義は脱落者を多数生み出すので、経営に全員参加するアメーバ経営とは相いれないものなのです。アメーバ経営でも、優秀な人はしっかり評価します。企業に本当に必要なのは、長期にわたって成果をあげられる人物です。本当に成果をあげ続けられる人なのか、人間的にリーダーとしてふさわしいかなどを数年単位で長期的に見ていきます。

  • 牧神の午後 さん

    アメーバー経営の概説だけど、稲盛会長のものと比べると入門的な位置づけかな。ただ、製造業以外への展開にも言及し、事例を出してくれているのは参考になる。但し、予算制度二対しては少し貶めすぎているかも?予算制度をとっている企業でも経費予算をちゃんと運営している企業も多いですよ?

  • 大奥のじぃ さん

    稲盛経営の真髄はアメーバー哲学でも時間当たり採算の分析手法でもなく、人間臭い妥協や甘えを許さない真剣勝負を続ける生き様に他ならないのですね。予定の上ブレも下ブレも許さない徹底振りに心底恐れ入ります。

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KCCSマネジメントコンサルティング(KCMC)会長。1942年、福岡県生まれ。1967年、鹿児島大学卒業後、京都セラミック(現・京セラ)に入社。アメーバ経営の仕組みと情報システムの確立・推進を担当。1995年、社内ベンチャーとして立ち上げた事業をベースに京セラコミュニケーションシステム(KCCS)

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