ベッドのおとぎばなし 小学館文庫

森瑶子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094061796
ISBN 10 : 4094061797
フォーマット
出版社
発行年月
2015年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
森瑤子 ,  
追加情報
:
508p;15

内容詳細

親友の一絵から婚約中の男性を紹介された曜子。未だに処女の曜子は、親友の彼を見てすぐに、自分に属する男だと確信し、二人きりになった車中で彼に迫るが…(「翡翠の耳飾り―第十五夜」)。流麗な文章で男女の駆け引きを描いた、全34編収録の短編集。にわか雨に降られた都会の街角で。仕事帰りに立ち寄ったレストランのバーで―。偶然か必然か出会ってしまった男と女が、生々しくも艶やかに繰り広げる情事の数々。時代を越えてもなお、輝きを放ち続ける森瑤子作品のエッセンスが凝縮されています。

【著者紹介】
森瑤子 : 1940年静岡県生まれ。東京藝大卒業後、コピーライターとして広告代理店で勤務。1978年「情事」で第2回すばる文学賞を受賞し作家デビュー。都会に生きる大人の女性の恋愛や生き方を描いた作品は、多くの読者を魅了した。1993年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • じいじ さん

     この世は、すべからず女と男で成り立っている。そんな日常で起きる女と男の恋の話―懐かしい同窓会での恋、偶然のきっかけでの不倫の恋、一夜の恋など―を軽妙な筆致でつづった、まさに《恋のおとぎばなし》の一冊。掛け値なしに愉しい面白い恋の短篇です。20年も前に書かれた作品だが、いくら文明が進化しても恋心はそうそう変化するものでありません。夫婦離婚の原因も、よくよく考えると実に些細なことの積み重ねの結果なようです。「女は他の女の持ち物に、単純に嫉妬する動物なのだ―服、宝石…そして、連れの男に。」は当たっていますか?

  • ねこまんま さん

    いつだったか忘れるくらい昔に読んだ本。 再読してみると、著者に結構影響を受けていることに気づく。 当時、大人の女の見本のように思っていて、かっこいいなあって。 男女のドロドロも当時はもちろん知るべくもなく、いや今もたいしてないんですけど、彼女の本でお勉強した感じ。 20年以上前の作品なんで、当時のジェンダー意識とか、小道具なんかはちょっと時代を感じる古さはあるけれど、私は大好きだなあ。

  • クララ さん

    20代のころ読み漁った森瑶子。亡くなってから書店で作品を見かけなくなり寂しく思っていたが復刊文庫として手に取ることができた。彼女の作品に出てくる女性は大人である。年齢がではなく生き方が。自立し、媚びず、おしゃれで、颯爽としている。しかし、貪欲で正直であるがゆえに生き方が下手な女性が多い。若い頃、彼女たちにあこがれて真似たしぐさが今では私の中に染み付いていることに今回読んで気づかされた。おしゃれな短編集。是非さくっと読んでほしい。

  • かおるん さん

    偶然か必然か出会ってしまった男女が、生々しくも艶やかに繰り広げられる情事の数々。

  • goodchoice さん

    まだ男が女を口説く、そしてその後におこることが秘め事と言われていた頃のショートストーリーが並んでいる。一遍一遍に女の複雑な感情の揺れが表されていて、まさに複雑な女心を見事に描き出している。今時は流行らないかもしれないが、こうした雰囲気がたまらなく好きだ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

森瑶子

1940年、静岡県生まれ。東京芸大器楽科卒。朝日広告社に勤務した後、イギリス人と結婚、三女をもうける。1978年、『情事』ですばる文学賞受賞。著書に『誘惑』『嫉妬』『傷』『風物語』などの他、多数のエッセイや、翻訳も手がけた。1993年7月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品