笹の墓標 小学館文庫

森村誠一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094083538
ISBN 10 : 4094083537
フォーマット
出版社
発行年月
2009年02月
日本
追加情報
:
16cm,405p

商品説明

第二次大戦の強制連行を扱ったミステリー

第二次世界大戦中、北海道のダム建設に駆り立てられ、多くの朝鮮人・日本人の強制連行労働者が犠牲となった。
その遺骨発掘作業は、今も日韓のボランティアの人々の手で続けられている。本書は、この実話をもとに描かれた社会派推理小説の傑作である。
遺骨発掘作業に参加した神沼公一郎は、その現場で腐乱死体を発見する。その死体は、故郷を捨て上京した神沼の元恋人の同僚だった。都会の闇に葬られた若者と交差する時間の闇。事件の背後に見え隠れする、強制労働という負の歴史に関った者たちの存在。事件は時空を超えて、現代の暗部を白日の下にさらけだす。

内容詳細

第二次世界大戦中、北海道のダム建設に駆り立てられ、多くの朝鮮人・日本人の強制連衡労働者が犠牲となった。その遺骨発掘作業は、今も日韓のボランティアの人々の手で続けられている。本書は、この実話をもとに描かれた社会派推理小説の傑作である。遺骨発掘作業に参加した神沼公一郎は、その現場で腐乱死体を発見する。その死体は、故郷を捨て上京した神沼の元恋人の同僚だった。都会の闇に葬られた若者と交差する時間の闇。事件の背後に見え隠れする、強制労働という負の歴史に関った者たちの存在。事件は時空を超えて、現代の暗部を白日の下にさらけだす。

【著者紹介】
森村誠一 : 1933年埼玉県生まれ。『高層の死角』(江戸川乱歩賞)、『腐蝕の構造』(日本推理作家協会賞)、『人間の証明』(角川小説賞)など、数多くのベストセラー作品を著し、本格推理小説の世界で不動の地位を築く。さらに、『悪魔の飽食』などのノンフィクションや『平家物語』をはじめとする時代小説から、最近の「写真俳句」まで、その執筆テーマは多岐に亘る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • A さん

    戦時中の北海道での強制労働の話が現在の殺人事件に結び付いていく。脱出した朴さんの、それからの話をもっと知りたかった。

  • 廊下とんび さん

    エンターテイメントの作品ではあるがこういった作品から 〈秘史)と言えるような事実を知ることが出来るのは 読書の醍醐味でもある。

  • こざるん さん

    当初、もっと強制労働のおどろおどろしい描写があるのではないかと敬遠していましたが、とあるきっかけでサスペンスだと知り、手に取りました。現在の自分の職場が思いっきり舞台になっています。大学職員である神沼(実際にいた教員名)が東京の警察を訪れる際、研究林内で採れたタケノコを手土産にするシーンは笑ってしまいました。実際の史実や人物が登場し、現代の殺人事件(フィクション)とうまく絡んでいく様は見事です。随所に著者の戦争や、強制労働に対する考えが読み取れ、深く考えさせられます。一読の価値のある小説でした。

  • mahoko さん

    北海道に来て、意外にも、知られざる日本史の暗部に気づかされました。北海道開拓に大きく影響した戦時の強制労働・朝鮮人強制連行。当時、冬に➖30度を下回る道北で、12歳の男子も殺された、というのは非常にショッキングでした。危篤権益への批判や戦争に対する痛烈な怒りが加わった、史実を題材にしたミステリーに、実在の場所や人も登場して現実と仮想が不可思議に混在し、朱鞠内にもう一度訪れたいという意欲が掻き立てられます。その時は、この本が生まれるきっかけとなった『笹の墓標展示館』を、もう一度丁寧に拝見したいと思います。

  • おこげ さん

    期待していたので…

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人物・団体紹介

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森村誠一

1933年熊谷市生まれ。青山学院大学卒。10年に及ぶホテルマン生活を経て作家となる。江戸川乱歩賞・日本推理作家協会賞・角川小説賞・日本ミステリー文学大賞・吉川英治文学賞を受賞。推理小説の他、歴史小説・ドキュメントにも作風を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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