森敦との時間

森富子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784777710133
ISBN 10 : 4777710130
フォーマット
発行年月
2012年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
森富子 ,  
追加情報
:
268p 19cm(B6)

内容詳細

二〇一二年、生誕百年を迎えた作家森敦。その放浪の半生と名作『月山』誕生秘話を初めて明かした二〇〇四年刊の前作『森敦との対話』は、六二歳、史上最高齢で芥川賞を受賞した異才の謎の素顔と驚愕の真実を明かし、大きな反響を呼んだ。本書は、受賞後遅れてきた異色の人気作家となった敦の、奇矯な日常生活、小島信夫等、作家達との関係、恐るべき文学理論の秘密、スキャンダラスな逸話、病、飽くなき執筆への情熱、更なる代表作『われ逝くもののごとく』完成秘話…そして、晩年の凄絶な老いの日々と衝撃の死までを作家の最も身近にいた著者が綴った渾身の評伝小説である。

【著者紹介】
森富子 : 1933年5月4日、福島県生まれ。文学を志し、出版社勤務の傍ら、森敦の関わる同人誌に参加。森と文学上の師弟関係となり、森夫妻と親しく接する。指導はするが一作も書かない森を永年に亘り叱咤激励、十年の年月をかけて完成した芥川賞受賞作『月山』刊行に関わる。後、森の養女となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 踊る猫 さん

    実におおらかな本だ。厳密さを求めて読めば空振りに終わるのではないか。森敦という天才のその天才性を、至らないところも含めてまるっと肯定して描き切ろうとしている意志を感じる。だから読んでいて湿っぽい気持ちにならない。森敦とはしかし、こうして読むと人間としてはただの俗物だったのかもしれない。が、問題はそんな俗物が筆を執ると天才性を発揮することであり、それが彼が今なお神格化されている証でもあるのだろうと思う。この本ももちろん彼の神格化を推し進めているので、それを批判することもできる。だが、このおおらかさは侮れない

  • yoyogi kazuo さん

    森敦との対話の続きで、芥川賞をとってから亡くなるまでの思い出が綴られている。前著とは違い妻のことが一言も出てこないのは、やはり余人には窺い知れない部分の存在を感じた。

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