暗い時代の人々

森まゆみ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784750514994
ISBN 10 : 4750514993
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
294p;19

内容詳細

戦間期のファシズム下における戦時抵抗者たちの評伝集で、著者の代表作となる力作です。
山本宣治や山川菊栄、竹久夢二など、自らの信念を曲げずに希望の光を灯した9人を描き出します。

【著者紹介】
森まゆみ : 1954年、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。作家。出版社勤務ののち、1984年に友人らと東京で地域雑誌「谷中・根津・千駄木」を創刊。2009年の終刊まで編集人を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • キムチ27 さん

    森さんの本 何時もながら安心してその語りに付いて行ける。世代が同じだから?価値観が似ているから?そして「暗い」⇒大いなる興味。軽佻浮薄と対岸に在る人々の生き方を見せてくれる。精神の自由と一口に言うがそれを守る、命をとして・・ただ唖然として頁をめくるばかり。亡き母は思想的な話は一切しなかったがこの時代を生きたはず・・ただ「昭和の初めはとてつもない暗さだった」とだけ聞いた。俎上に乗るのは8人の男女。性科学者として公私ともに発信し続けた山宣、山川菊栄の周囲の女性の日常説明が殊に興味引かれた。

  • キムチ27 さん

    Eテレの番組を見ていると、戦前の人が語る「自身の心情や思想を貫いた」人々の歴史が色々な形をとって語られる。この1冊 解り易く明晰な語り口はすっと入ってくる。末尾 「もっと語りたいのだが」という余韻、悪戯に声高でなく抑えた筆致は何度でも読みたくなる。今が昏い時代とは思えないが「空気を読む」事に重きを置かれたコンニチ 精神の自由が何かしらの自縄状態にないとは言えぬ。大正時代 精神の自由を掲げて生きた男女のそれは全てが正しいとは言えぬまでも九津見、斎藤雷太郎、立野正一、山本宣治、竹久夢二、西村伊作の章は興味深い

  • 星落秋風五丈原 さん

    森まゆみさん平塚らいてう本当にきらいなんですね。竹久夢二がこの中にいるというのが異質だったが内容を読んで納得。今の風潮に抱く憤りがちらほらと出てくる。

  • マムみかん(*感想は風まかせ*) さん

    治安維持の名のもとに思想統制、言論弾圧、検挙、暗殺…。 1930〜40年代は、本当に暗く、恐ろしい時代であったことがよく分かりました。 そんな時代の中でも「精神の自由」を失うことに抵抗し、活動を続けた人々の強さに感動。 現代ではちょっと信じられないくらい、皆が真剣に国の行く末や弱い立場の人たちのことを考えていたのですね。 その気概を受け継ぎ、もっと政治に関心を持たねば〜〜☆

  • hippos さん

    「転向」した人に向ける眼差しは厳しいものがある一方で「その時代の空気を吸っていない」で何が言えるという作者の思いも滲み出ている。 大切なのは後世の人々に「あの時代を無自覚に生きた」と言われないよう今を生きること。僕たちの孫の世代に、令和が暗い時代だったと言われないために。

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