平家物語 1 岩波文庫

梶原正昭

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003011317
ISBN 10 : 4003011317
フォーマット
出版社
発行年月
1999年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
15cm,398p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    久しぶりの通読。「祇園精舎の鐘の声」と語りだされる、無常観に満ちた壮大な史劇の始まり。文中には何度か「末代」(=末法の世)という言葉が出てくるが、まさに末代における「滅びの美学」がここに展開されるのである。とはいえ、この第1巻は巻3までなので、清盛を頂点とした平家一門の公達が「綺羅充満して、堂上花の如」き全盛の世である。そして、横暴を究める清盛によって、遂には後白河法皇までが城南宮に流される。もっとも、一門には重盛死去という暗雲がすでに兆しており、すなわち栄華の極みこそが滅びの始まりであることを暗示する。

  • だまし売りNo さん

    平家物語の鼓判官への無礼は木曽義仲が乱暴と描かれますが、 #鎌倉殿の13人 鼓判官が先に義仲を馬鹿にしました。

  • 加納恭史 さん

    さて、太平記を読んで、どうも平家物語とつながりがあるようで、この本で平家物語を調べ始める。この本は平家全盛の時代である。巻第一に平家の登場がある。将門追討に功績のあった貞盛以後、平家は伊勢国を本拠とし、京にあっては、公的には諸衛官人、検非違使尉などを勤め、私的には有力貴族の家人となった。忠盛は、その妻、藤原宗兼の娘を仲介とし、鳥羽院の寵臣藤原家成に結びつき、院の執事別当となり、富と財力にものを言わせ、院内の昇殿を許された。巻第一の祇園精舎。祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、奢れる人も久しからず、・・

  • mahiro さん

    再読、100分de名著で平家物語は音読するための文章と思い出し音読してみたくなった。他の古典文とは少し変わった音便や人名や役職名の読み方など音読すると独特のリズム感をもって感情を揺さぶる。私の好きなのは宇治川の戦いと扇の的の辺りなのだが1巻にはない、でも出だしの祇園精舎は名文だし人名がどっと三十三人立て続けの公卿揃は噛まずに読むのは難しいが面白い。多少意味が分からずとも古文音読はなかなか楽しいストレス解消にも、しかし清盛が余りにも悪者に描かれていて気の毒だなあ。平家物語読むにつけても京都に行きたくなる。

  • クラムボン さん

    古典ビギナーなので全4冊通して読めるか心配だが、語り物なので文章がリズミカルでもあり、頭の中で声を出して読むと割と良いようだ。本文が右頁、注釈が左頁、現代語訳は無い。注釈が詳しいのは有り難いのだが、時に本文よりも難解だったりもする。元々が源氏贔屓なので、敵方の平家の公達は何やらお公家さんみたいで嫌いだった。でも年齢と共に平家に愛着を感じるようになった。家族愛が強く愛すべき人たちなのだ。「平家物語」には平家の活躍の場面は殆ど無いのだが、その中で《殿上闇討》は清盛の父忠盛の機転の効いた活躍が面白い。

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梶原正昭

1927‐98年。早稲田大学名誉教授。日本中世文学・軍記物語専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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