死せる菩提樹 シューベルト“冬の旅”と幻想

梅津時比古

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784393935996
ISBN 10 : 4393935993
フォーマット
発行年月
2018年07月
日本
追加情報
:
224p;20

内容詳細

目次 : ≪菩提樹≫をめぐる10の謎 / 謎1 死の匂い / 謎2 門の前 / 謎3 負の福音書 / 謎4 菩提樹の声 / 謎5 幻想の川 / 謎6 他者の影 / 謎7 彷徨の十字架 / 謎8 緑のかなたへ / 謎9 宇宙樹の下へ / 謎10 凍死した神 / *註/≪菩提樹≫の録音 / あとがき/参考文献 / ≪菩提樹≫ディスク一覧

【著者紹介】
梅津時比古 : 神奈川県鎌倉市生まれ。早稲田大学第一文学部西洋哲学科卒。現在、桐朋学園大学学長、早稲田大学講師、毎日新聞学芸部特別編集委員。『“セロ弾きのゴーシュ”の音楽論』(東京書籍)=第54回(平成15年度)芸術選奨文部科学大臣賞および第19回岩手日報文学賞賢治賞。『ゴーシュという名前』(東京書籍)=NHK制定“日本の百冊”。『フェルメールの楽器』(毎日新聞社)=2010年日本記者クラブ賞、など各賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Koichiro Minematsu さん

    本著はシューベルトの歌曲集「冬の旅」の第5曲目にある菩提樹の楽曲の世界観について書いてある。今の季節にピッタリと軽い感じで読んだが、なんとなく辛い。後半は楽曲を聴きながら読んでみたが、若者の失恋への孤独というより、絶望感というより、虚無感。夜に読んでいたので、更にさびしい。

  • すいれん さん

    学生時代に買ったヘフリガーのシューベルト歌曲集を聴きながら読了。ニーベルングの指輪にも言及していて興味深かった。…私は菩提樹の花が咲いたあとの匂いが好き。エッシェンバッハ共演の菩提樹が聴いてみたい。

  • NyanNyanShinji さん

    ミュラーの詩に,その早すぎる晩年にシューベルトが曲を付けた連作歌曲『冬の旅』。その中で唯一と言って良い穏やかな旋律を持った5曲目『菩提樹』を掘り尽くした一冊。この曲のイントロは風にざわめく菩提樹の葉ずれを描いており緑豊かな印象を受けるが、冬には菩提樹はその葉を落としこの様な美しい光景は生じない。これは主人公の幸せな頃な記憶のビジョンであり、菩提樹が曲中「こちらにおいでよ。ここならゆっくりと休めるよ」との語りかけが死への誘い(真冬に菩提樹下で眠ると凍死確実)となると著者の見せるこの曲の闇が綴られている。

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人物・団体紹介

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梅津時比古

神奈川県鎌倉市生まれ。早稲田大学第一文学部西洋哲学科卒業。現在、毎日新聞特別編集委員、桐朋学園大学特命教授、早稲田大学招聘研究員。フランツ・シューベルト研究、宮沢賢治研究、音楽エッセイ(批評を含む)を柱にしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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