日本思想の古層

梅原猛

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784865781328
ISBN 10 : 4865781323
フォーマット
出版社
発行年月
2017年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
244p;19

内容詳細

日本文化の古層から汲みだした“美・平等・平和”の思想を今、いかに発信するか。仏像に体現された美と宗教の不即不離、鎌倉仏教における激越な「男女平等」、そして、縄文以来の精神性に深く根ざす「草木国土悉皆成仏」の思想―哲学界の最長老と、「海洋史観」の提唱者が、徹底討論!

目次 : 1 日本の古層の「文化力」とは何か(富士山と梅原哲学/ 西田哲学から仏教の深部へ/ 「美の哲学」の発見 ほか)/ 2 日本文化に根ざした「平和」の発信(中曽根元首相と国際日本文化研究センター/ 「政治は文化に奉仕する」という中曽根名言/ 日本は世界に何を発信し得るか ほか)/ 3 「人類哲学」讃歌―山川草木国土悉皆芸術(仏教という視座からの西洋哲学批判/ 「草木国土悉皆成仏」という核心/ ユーラシアの思想の東西への伝播)

【著者紹介】
梅原猛 : 1925年生まれ。哲学者。京都大学文学部哲学科卒業。立命館大学教授、京都市立芸術大学学長、国際日本文化研究センター初代所長などを経て、現在、同センター顧問。1999年文化勲章受章。著書に『隠された十字架―法隆寺論』(毎日出版文化賞)『水底の歌―柿本人麿論』(大佛次郎賞)『ヤマトタケル』(大谷竹次郎賞)など多数あり

川勝平太 : 1948年生まれ。静岡県知事。専攻・比較経済史。早稲田大学大学院で日本経済史、オックスフォード大学大学院で英国経済史を修学。D.Phil.(オックスフォード大学)。早稲田大学教授、国際日本文化研究センター教授、静岡文化芸術大学学長などを歴任し、2009年7月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • futomi さん

    前半の対談はは少しは理解できたような。日本の文化が世界を救うかもしれないのだ。中曽根元首相の言葉「政治の目的は文化に奉仕すること」 後半のデッカンショについては理解できず。2018年第1冊目は難しい読書でした 草木国土悉皆成仏 仏教徒になりたい、仏教を知ろうと思っているのだが、そうか、聖書のように言葉で表せるものではないのか。と言うことですかね。

  • おみそそ さん

    日文研に行ってた頃を思い出す。最近奈良時代に思いを馳せる事が多い

  • マウンテンゴリラ さん

    全くといって良いほど、感情的、感覚的、個人的な意見で恐縮だが、一般的に、劇的なもの、分かりやすいものに対して、一旦は距離を置くというのが、私の読書の志向である。知識人の中でも、特に著名な両著者に対して距離を置いてきたのも、全く独断的にそのような傾向を感じていたからでもある。それに加えて、歴史的に見て、日本人の自律的思考の浅さとそれに影響を受ける文化の浅さ、が日本人の特質であり欠点でもあるという偏見もあり、ことさらに日本文化を賞揚するものに対して、虚栄的なものを感じてきた、という面もある。→(2)

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