LOVE ASH 幻冬舎文庫

桜井亜美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784877288617
ISBN 10 : 4877288619
フォーマット
出版社
発行年月
2000年04月
日本
追加情報
:
16cm,188p

内容詳細

幼い頃、両親に捨てられた大学生・響は、暗い部屋に閉じこもり、疎外感に苦悩している。インターネット上で知り合った人妻・ミルクとのセックスに癒しを求めるが、彼女を一人の人間として受け止めることはできない。ある日、行方不明になっていた恋人マシュリと再会した響は、自らの隠れた才能に気付かされる…。文庫書き下ろし小説。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • aof さん

    懐かしの小説、第2弾w 桜井亜美はほんとに10代の頃の痛々しさを甦らせてくれる作家だなぁ。 なんでかわかんないけど、惹かれる。なんだかわかんないけど、癒される、、、みたいな、深淵に触れることさえしない、表面を撫でて満足するような、格好だけの世界観で生きてた若い頃の自分に重なる。 そんで、それは今のわたしに対しても、根本は変わってないんじゃないの?!と刃を突き付けてくる感じさえする。 そういう意味では、読み継ぎたい本かも。

  • しんどう さん

    物語の流れは確かに唐突でやりきれなく、純粋に報われる事もない、楽しんで読めたもんでもない。だけど、心に一時的でも、亀裂を感じるほどの話しだった。理不尽なまでに響に襲いかかる現実、その現実は『世間』『社会』と、そんな曖昧なものではなく人間なのだ。響の命を救った人はいたけれど、他は共感性の欠片もない我執のためだけに、欺瞞の自由を主張する人間だった。自分の物差しなんて他人からしたら糞みたいなもんで、相手の物差しを見つめ、相手を感じて、触れてあげたい。響がどうか、見つけた光の主に包まれる事を願う。

  • 4545 さん

    初めての桜井亜美。幻冬舎文庫で何冊もでているので気にはなっていた作家。 引き込まれるように読んだが、エンディングは、なんだかなぁ。甘っちょろい気がする。まぁ女性向けの作品なのかも。SFと言うかファンタジーと言うか。

  • saemo さん

    ★★☆☆☆ 『孤独』を『孤独』って言っちゃダメだと思う。でも、ときどきどうしようもなくこういうジャンクフードを食べたくなる。

  • いくっち@読書リハビリ中 さん

    アナログとバーチャル、色々な種類の人間達、自分が自分であるという証明されるデータがなくなったとき自分は自分であるのか、薄いペーパーバッグの中にありとあらゆるものが詰め込まれている。

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人物・団体紹介

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桜井亜美

東京都生まれ。1996年『イノセントワールド』でデビュー、同作は映画化されベストセラーに。現代に生きる女性の恋愛や感受性、その痛みをリアルに描き、圧倒的な支持を得ている。最近は映像制作にも力を入れている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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