じゃない方の渡辺 幻冬舎文庫

桂望実

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344432789
ISBN 10 : 4344432789
フォーマット
出版社
発行年月
2023年03月
日本
追加情報
:
390p;15

内容詳細

渡辺展子はいつも「ついてない」。親友は学校一の美女“渡辺”久美。同じ苗字の展子は「じゃない方」の渡辺になる。絵が得意で美術部に入ったのに、奇抜な絵を描く同級生の方が評価される。就職活動では自分だけ内定が取れない。結婚したら夫の会社が倒産…。いつも満たされなかった展子の人生に、幸せな日々は訪れるのか?傑作長編小説。

【著者紹介】
桂望実 : 1965年東京都生まれ。大妻女子大学卒業後、会社員、フリーライターを経て、2003年『死日記』で「作家への道!」優秀賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • もぐもぐ さん

    タイトルに惹かれて。主人公の渡辺展子は、同級生に同じ姓の渡辺久美がいた。久美は美人でモテる。だから展子は華やか”じゃない方”の渡辺。という出だしだが、本題は全然違って父のパン屋を継いだ展子の奮闘記。人生はオーディションの連続ってちょっとしんど過ぎ。張り詰め過ぎた自分と、周りの優しさに気づけてよかった。展子”じゃない方の渡辺”の出来事ももっと読みたかったな。単行本とタイトル変わってるけど、タイトル大事だと思いました(良い意味で)。

  • エドワード さん

    美人じゃない方の渡辺。中学生になんと失礼な。しかし、それが世の中だ。人生は常にオーディション。選ばれるか、選ばれないか。読者に問いかける渡辺展子の来し方。得意な絵は評価されない。就職活動では内定がもらえない。夫の会社は倒産する。そして実家のパン屋を手伝うことになる。夫の太一はパンが焼けない致命傷、「なんとかなるさ」が口癖。がんばり屋でしっかり者の展子は、父からパン屋の社長を引き継ぎ邁進するが…。がんばり屋ほど人の弱さがわからない。太一と二人三脚で歩んでいけばいいさ。いつでもやり直せるよ、人生は。

  • なな さん

    タイトルからして あーー不運な感じの話なのかと思ったら違ってて面白かった。幸せって結局なんなんだろ?

  • Karl Heintz Schneider さん

    待ちに待った中学校の入学式。期待に胸を膨らませる渡辺展子の隣に座ったのは超美人で性格もいい渡辺久美。すぐに学校中の男子が彼女に注目し、きれいな方が久美、そうじゃない方が展子と呼ばれるように。大学時代のクラスに高橋姓が4人いた。こういう場合、大抵下の名前で識別される。ところが「ナカムラミユキ」が二人いて漢字表記も全く同じ。仕方なく先生もクラスメイトも「ナカムラA」「ナカムラB」と呼ぶことに。どちらをA、どちらをBにした経緯は忘れたがBにされた方は「じゃない」感が強くて嫌だったんじゃないかと今にして思う。

  • たっきー さん

    単行本『オーディションから逃げられない』の改題作(文庫化)。文庫のタイトをみて気になり、読むことにしたので、改題して良かったのでは。みんなが魅力的だと思う渡辺とそうでない渡辺(展子)。そのそうでない渡辺展子の人生模様。人生いろいろな場面でジャッジされる局面があり、それを必死でクリアしようとする展子。必死になりすぎて、周りにも自分と同じレベルを求めて恐い人になっちゃうのはあるある。人生いいときも悪いときもあるし、ずっと成功し続けるというのは難しい。身の丈に合った幸せの有りがたさ。

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人物・団体紹介

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桂望実

1965年東京都生まれ。大妻女子大学卒業。会社員、フリーライターを経て、2003年『死日記』「作家への道!」優秀賞を受賞しデビュー。05年刊行の『県庁の星』が翌年映画化され大ヒット(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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