日本と出会った難民たち 生き抜くチカラあ、支えるチカラ

根本かおる

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784862761569
ISBN 10 : 4862761569
フォーマット
出版社
発行年月
2013年04月
日本
追加情報
:
220p;19

内容詳細

アメリカ53%、日本0.3%。この数字の意味を、知っていますか?世界の難民問題と対峙してきた著者が見つめ直す、故国日本の、摩訶不思議な現状。

目次 : はじめに ネットカフェ難民ではない、あなたの隣の「本当の難民」/ 1 ニッポン国内の難民事情/ 2 彼女が「難民」になるまで/ 3 難民同士、そして日本人がつながる/ 4 新しい難民受け入れのかたち/ おわりに みんなで支える時代へ

【著者紹介】
根本かおる : 神戸市生まれ。東京大学法学部を卒業後、テレビ朝日にてアナウンサー、報道記者として勤務。フルブライト奨学生として米国コロンビア大学国際関係論大学院で修士号取得。1996年から2011年末まで、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)職員として、トルコ、アフリカ・ブルンジ、コソボ、ネパールなどで難民援助の最前線で支援活動にあたるとともに、ジュネーブ本部で政策立案や民間部門からの活動資金調達のとりまとめを行う。WFP(国連世界食糧計画)広報官、国連UNHCR協会事務局長も務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ののまる さん

    今まで読んでる難民関連本の中で、これが1番良かった。先日、難民認定取り消しに対する異議申し立て裁判の傍聴をしました。入管担当者の態度&その後の立ち話が、まるで「犯罪者」を摘発してる私ってエリートで素敵!という感じで、いや〜な感じだった。人の一生や命がかかってるって雰囲気じゃない、その温度差。犯罪を「管理」する部署だから、死ぬ思いで日本まで避難してきた人びとを「保護」するという気持はないんだろうな。外国では当たり前なことだけど、はやく法務省入管から離れて、難民専門の独立機関ができたらいいのに。

  • makimakimasa さん

    最近キーワードになっている「難民」。そのニュースの現場はヨーロッパなど海外だけでなく、日本でも起きている。著者は元々トルコのUNHCRで難民申請の認定審査をしていた人。日本はクルド系トルコ人やミャンマー人による申請が多いが、その認定率は限りなく0%に近い(同じ難民条約を批准する北米は約50%!韓国でも10%を超える)。訳の分からない「人道配慮による在留特別許可」という不安定な身分保障で誤魔化している現状。難民に寄り添ったレポートで、難しいことは書いてないので読み易い。難民が身近な存在に感じれる様になった。

  • ぼのまり さん

    様々な事情で日本に身を寄せる外国人は年々増え続け、2000人以上にもなるという。しかし、例え申請しても難民認定が得られるのはわずか1%にも満たない。何か根本的なところで、考え方や法整備をやり直さないといけないな。

  • 駒子 さん

    日本の難民受け入れ率0.04%に衝撃を受けました。筆者がジャーナリストなだけあって、ルポを読んでいる感じが少しします。

  • lily さん

    茨城県牛久市には、東日本入国管理センターがある。日本に命からがら逃れた難民を「収容・拘束」する施設だという。彼らを犯罪者か何かと勘違いしているのではないだろうか?難民の定義は万国共通なのに、これほど日本が難民認定を渋るのが情けない。国籍認定における血統主義にしても、難民を得体の知れない者として扱う内向き思想にしても、日本はやはり保守的だ。難民を「人財」として活躍させられる懐の深さこそが、日本を国際社会における名誉ある地位に押し上げると、私は確信する。丁寧語の文章の進め方が少し苦手だった。

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人物・団体紹介

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根本かおる

国連広報センター所長。東京大学法学部卒。テレビ朝日を経て、米国コロンビア大学大学院より国際関係論修士号を取得。1996年から2011年末まで国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)にて、アジア、アフリカなどで難民支援活動に従事。ジュネーブ本部では政策立案、民間部門からの活動資金調達のコーディネートを担

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