英雄三国志 6 集英社文庫

柴田錬三郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087477221
ISBN 10 : 4087477223
フォーマット
出版社
発行年月
2004年07月
日本
追加情報
:
16cm,518p

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読書メーターレビュー

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  • 海猫 さん

    政治的闘争が中心になり時代が変わっていく中で、必死に武将としての生き方を貫こうとする姜維の姿は感動的でもあり時に滑稽にも思えたりする。この苦渋に満ちた味わいや悲壮感はこれまでなかったもので独特の重みのある最終巻にあいなった。特に著者の死生観が出ていて虚無感すらある。全巻を通して思えばすべてのエピソードが柴田錬三郎の色合いに染まっており力量のある作家というものは素材をここまで自分のものにしてしまうものかと感心。英雄たちが生き生きと活躍する前半、ダンディズムを貫く軍師の物語である後半、それぞれに堪能できた。

  • Moonlight_Hope さん

    ■魏延の裏切りから、晋が興るまで。 ゲームでしか知らない人物が脳内で活躍。 或いはのたうち、或いはしたたかに。 ■柴錬は呉はあまり書かず、魏vs蜀を前面に押し出して書いてくれている。 孔明推しの柴錬のスタンスなら、それが自然かな。 曹操、夏侯、諸葛はじめなどの子や孫たちが登場、必ずしも優性遺伝しないんだな。 ■この柴錬三国志の読メレビューの少なさに残念。 吉川三国志もいいけど、こちらも読みやすい。 柴錬、中国文化にも精通してるし、教養も身につく。

  • aoto さん

    記憶に間違いがなければ、私の小説としての三国志は吉川ではなく、柴練が青春期。横山三国志で諸葛亮tueee!ってなった後に読んだので、三国志そのものを捉える角度が変わるきっかけになった一冊。諸葛亮亡き後、マイナーとされる人々が奮闘する姿を見るのはぐっと熱いものが込み上げました。天文や陣形などの雑学めいた話もあったように記憶してまして、奥広がる感じが最高に楽しめました。馬忠が熱い。

  • garyou さん

    どんなに偉大と云はれた人間でも、死んだからつて世の中ががらりと変はるわけではない。あひかはらず誰であつても柴錬はその死をさらりと書いてしまふ。でもなー、諸葛恪はともかく、姜維を孔明と比べるのはなんだか可哀想だ。柴錬はあくまでも諸葛恪は「叔父に似ぬ」といふことにしたいらしいが、一節には「父の温厚さは受け継がず、叔父の圭角のある性格を継いでしまつた」といふ話もあるのにね。ま、いづれにしても「今は昔の物語」ぢやのう。

  • moriokandream さん

    再読。最近、孔明死後の話の方が興味深い。ヒーロー不在の現代社会に通じる気がして。そして、冷静さを欠きながらも一途な姜維の姿勢、いつ読んでも泣ける。

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人物・団体紹介

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柴田錬三郎

1917年岡山県生まれ。本姓斎藤。慶應義塾大学文学部卒業。在学中『三田文学』に処女作「十円紙幣」を発表。戦後、編集者生活を経て、51年『イエスの裔』で第26回直木賞受賞。78年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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