新聞記者 疋田桂一郎とその仕事 朝日選書

柴田鉄治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022599339
ISBN 10 : 4022599332
フォーマット
出版社
発行年月
2007年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19cm,293p

内容詳細

鋭い批評眼から的確な洞察を繰り出すことで知られた大記者・疋田桂一郎。彼は新聞報道についてどのように考えていたのか。疋田記者による様々な記事を収録し、当時の新聞報道の実際と息吹とを再現する。

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読書メーターレビュー

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  • ゆき さん

    1951-87年、朝日新聞記者、そのうち3年間は天声人語を担当。疋田氏の書いた記事は、はぁすごいなぁと感嘆してしまう。「戦後」や昭和の歴史的イベント、あるいは人類の文明の発達過程を感じさせるものと、今も昔も変わらない人間の心や自然のこと。この2つのコントラストもいい。新聞記者の仕事は取材と執筆。そこにかける並大抵ではない努力と情熱も、かっこいい。私も、そんな仕事がしたいと思った。

  • Ted さん

    '07年11月刊。△「記者は己の記事と鉛筆だけ残せばそれでよい」という美学を貫いたため纏った著書がない。疋田を師と仰ぐ本多勝一が多くの著書を出しているのとは対照的だ。警察発表タレ流しの思考停止、等閑にされる追跡取材、不確実のまま書いてしまう危うさ等、彼が提起した新聞の問題点は今も改まっていない。表層的なスクープ合戦で記事の精度を蔑ろにし、広告主に阿って書くべきことを書かず、高給ばかり食んでいては、新聞は益々詰らなくなり、読者は離れ、存在意義すら無くなるだろう。ブンヤなど車夫馬丁の類という原点に回帰すべし。

  • iida さん

    記者としての真髄を見た。 末端の現場官僚のディレンマを取材していくべき、長だけでなくて。

  • 吉倉槇一 さん

    その仕事が戦後の朝日新聞のスタイルを決定したと言われ、若き本多勝一に大きな影響を与えた伝説の記者のアンソロジー。2007年刊。誠実で勤勉、正確無比の記事、数々の独創的な切口と発想を提示した疋田は「理想の新聞記者」と呼ばれた。一記者として文章よりも取材を重視し、公正な「真水のような文章」をモットーとした彼は、他方新聞の役割と責任について絶えず思いを巡らせた。まことに朝日新聞的な意味で良識で節度ある疋田のスタイルは、今日むしろ悪しき「標準型」に堕した感があるが、そうした彼の亜流と比較して読んでも興味深い一冊。

  • sasha さん

    自社夕刊紙面掲載の事件記事の検証は秀逸。新聞記事の在り方を問う姿勢は、現在の新聞記者にも持って欲しい。

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人物・団体紹介

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柴田鉄治

1935年東京生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。1959年朝日新聞社に入社。水戸支局を経て、北海道支社報道部、東京本社社会部、福島支局長、論説委員(教育・科学担当)、科学部長、社会部長、出版局長、論説主幹代理、総合研究センター所長を務めた。1995年定年退社後、朝日カルチャーセンター社長、国際基督

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