新京都学派 知のフロンティアに挑んだ学者たち 平凡社新書

柴山哲也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582857153
ISBN 10 : 4582857159
フォーマット
出版社
発行年月
2014年01月
日本
追加情報
:
238p;18

内容詳細

戦後、京都大学人文科学研究所に集った若き俊英たち。桑原武夫を筆頭に、今西錦司、貝塚茂樹、上山春平、梅棹忠夫、梅原猛、鶴見俊輔といった面々は、戦前の「京都学派」に対して「新京都学派」と呼ばれ、学際的な共同研究や大衆社会のフィールドワークなど、新たな学問研究のスタイルを築き上げた。彼らの人間像に触れながら、それぞれの仕事の歴史的意義、多彩に広がる人脈を描く。

目次 : 序章 「夢から出たマコト」―日文研創設をめぐって/ 第1章 新京都学派を担った知の巨人―桑原武夫と京大人文研/ 第2章 民衆の中に入っていく姿勢―鶴見俊輔、梅棹忠夫、司馬遼太郎/ 第3章 特攻から生還した哲学者・上山春平の戦後/ 第4章 記紀神話を脱構築した梅原日本学と“怨霊史観”/ 第5章 ダーウィンに挑戦した文化人類学者・今西錦司/ おわりに―「文明災」と「幸福に生きる権利」

【著者紹介】
柴山哲也 : 1970年に同志社大学大学院新聞学科を中退し朝日新聞社入社。大阪本社、東京本社学芸部、『朝日ジャーナル』編集部、戦後50年企画本部などに所属。退社後、ハワイ大学客員研究員、米国立シンクタンクのイースト・ウエスト・センター(EWC)客員フェロー、京都大学経済学部・大学院経済研究科講師(非常勤)、京都女子大学教授など。現在は立命館大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • えも さん

    桑原武夫を筆頭に、貝塚、今西、上山、梅棹、梅原、鶴見…と連なる知の山脈を熱く語る書。著者(元朝日新聞記者)自身が相当前のめりに書いているが、そもそも彼らを語ろうとするような輩は、いわゆる客観的で冷静な記述で満足できる筈がない。◆とにかく懐かしく、血湧き肉踊る。そして終章の「今西錦司」を読み進むうちに、大学時代、仲間たちと毎日議論したり、賀茂川上流で川虫を採集して棲分け理論を確認しようとしたことを思い出し…、ただ今、あの初心を忘れぬよう、もう一度今西を読み返したくなってしまっております♪

  • ペンギン伊予守 さん

    京都学派の面々の魅力は本当に輝いてまぶしいし、色褪せない。

  • HolySen さん

    国際日本文化研究センター設立経緯から、その周辺の「新京都学派」と呼ばれる人たちの紹介。上山春平・梅原猛による記紀神話(古事記と日本書紀に依拠する日本史観)の脱構築(藤原不比等黒幕説)がめっちゃ面白い。そこから繋がる怨霊史観もなるほど。その他、桑原武夫、鶴見俊輔、梅棹忠夫、司馬遼太郎、今西錦司の解説が厚く、伝記としても普通によく分かったし面白かった。

  • 晩鳥 さん

    新京都学派と呼ばれた知の巨人達の熱意が伝わってくるような一冊。人文学部生として彼らのように学問に挑みたいと思った。

  • さとうしん さん

    戦後に京大人文研の再建や日文研の創設に関わった桑原武夫・梅原武・梅棹忠夫・今西錦司ら「新京都学派」の研究者たちの銘々伝。貝塚茂樹・吉川幸次郎ら中国学者の話題に期待したが、そちらは少なめ。個人的に面白かったトピックは、日文研創設の経緯や上山春平の大嘗祭は京都でやるのかという問題提起(現在の『皇室典範』には大嘗祭の実施地に関する規定はなく、大正・昭和期には京都で行われた)など。

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人物・団体紹介

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柴山哲也

同志社大学大学院文学研究科新聞学専攻中退。1970年朝日新聞入社後、世界各地を取材。1994年に退職し、イースト・ウエスト・センター(EWC)やハワイ大学客員研究員となる。国際日本文化研究センター客員教員、京都女子大学教授、立命館大学客員教授などをつとめる。専門は比較ジャーナリズム論。現在、ジャーナ

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