とりあえずお湯わかせ

柚木麻子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784140057292
ISBN 10 : 4140057297
フォーマット
出版社
発行年月
2022年10月
日本
追加情報
:
236p;18

内容詳細

このエッセイもまた、公開の日記帳だ。前向きで後ろ向きで、頑張り屋で怠け者で、賢く浅はか、独特な人物の日々の記録だ。

目次 : 1 うちにおいでよ 2018年1月〜12月(アメリカンデイナー/ ご法度 ほか)/ 2 うちの味、外の味 2019年1月〜12月(クラシカルレシピ/ 誕生日プレゼント(前編) ほか)/ 3 そしてコロナがやってきた 2020年1月〜12月(家出(前編)/ 家出(後編) ほか)/ 4 もう、黙らない 2021年4月〜2022年3月(一番の好きな料理はなんですか?/ 「新しい」こいのぼり ほか)

【著者紹介】
柚木麻子 : 小説家。1981年東京都生まれ。2008年「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞を受賞し、2010年に同作を含む『終点のあの子』でデビュー。2015年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    柚木 麻子は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。コロナ禍のお仕事&子育てエッセイ、母親になって以前より丸くなったかも知れません。 https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000057292022.html

  • モルク さん

    四年間に渡るエッセイ集。「とりあえずお湯わかせ」の題名は桐島洋子さんの「聡明な女は料理がうまい」からとのこと。若い頃読んだ。すっかり忘れていたけど確かに読んだ。私も起きると先ずお湯を沸かす。とりあえずコーヒーを一杯、あとはポットに入れておくとなにかと重宝。本作品は幼子との子育て真っ最中コロナが蔓延。元々肺に持病がある柚木さんは普通の人以上に気をつけねばならず、保育園にも預けられないのにさらに仕事が…という生活、その大変さは凄まじい。笑えるもの、考えさせられるもの、いろいろあって楽しかった。

  • mukimi さん

    コロナ禍の育児と仕事に葛藤する等身大エッセイ。活字を読む余裕の無かった産後2週間が過ぎやっとのろのろ読み始めたのが本書で大正解。疲労と閉塞感と不安を共有し伴走してくれる、戦う(戦わぬ日もあってよし)女性のための書。映画や書籍や友人や自己の内面など凡ゆる事柄へのアンテナ感度が抜群。なぜ女ばかりが男を赦さねばならんのだ、国民ばかりが政策を許容せねばならんのだとアンガーマネジメントの本を叩き捨てるくだり、両親が離婚した日の号泣バイトのエピソード、母が好きだから老いる自分も苦じゃないとの言葉に心を鷲掴みにされた。

  • Karl Heintz Schneider さん

    柚木麻子さんにしては珍しいエッセイ。恐らく他にはないと思う。4年前から雑誌に連載していたコラムをまとめた物。連載が始まった時はちょうどお子さんを出産したばかり。子育てとコロナに振り回された苦労話がメインとなっている。「何も手につかない時はお湯を沸かせ。そうすればお茶を飲むなり野菜を茹でて一品作るなり最低でも部屋を加湿できる。停滞を脱出するとっかかりになる。著者の母上がいつも口にしていたこの言葉がそのまま本のタイトルになっている。どんな時でもお湯さえ沸かせばきっとあなたも大丈夫。読む人にそう語りかけてくる。

  • ネギっ子gen さん

    2018年から2022年まで、NHK番組「きょうの料理ビギナーズ」のテキストにて連載されたエッセイを中心に、初めての育児とコロナ禍の中で直面したことや日々思ったことなどが綴られた、初エッセイ集。タイトルは著者の母親の口癖から。<何も手につかない時はお湯を沸かせ、そうすればお茶を飲むなり、野菜を茹でて1品つくるなり、最低でも部屋を加湿できる、いわば停滞を脱するとっかかりを最もハードルの低いところでつかめ、という家訓のようなものだ>と。元ネタは、桐島洋子『聡明な女は料理がうまい』ですか。懐かしい名前と書名。⇒

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人物・団体紹介

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柚木麻子

1981年生まれ。大学を卒業後、お菓子をつくる会社で働きながら、小説を書きはじめる。2008年に「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞を受賞してデビュー。以後、女性同士の友情や関係性をテーマにした作品を書きつづける。2015年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞受賞。同作は、高校生が

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