検事の本懐 角川文庫

柚月裕子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041066591
ISBN 10 : 404106659X
フォーマット
出版社
発行年月
2018年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
432p;15

内容詳細

ガレージや車が燃やされるなど17件続いた放火事件。険悪ムードが漂う捜査本部は、16件目の現場から走り去った人物に似た男を強引に別件逮捕する。取調を担当することになった新人検事の佐方貞人は「まだ事件は解決していない」と唯一被害者が出た13件目の放火の手口に不審を抱く(「樹を見る」)。権力と策略が交錯する司法を舞台に、追い込まれた人間たちの本性を描いた慟哭のミステリー、全5話。第15回大藪春彦賞受賞作。

【著者紹介】
柚月裕子 : 1968年岩手県出身。2008年「臨床真理」で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞、16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。18年『盤上の向日葵』で「本屋大賞」2位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • キムトモ さん

    前作でヤメ検弁護士だった佐方貞人の短編集。長編が面白く短編読んでみたら物足りないなぁ〜〜と思ってしまうことが多々あるのですが…この短編集はそんなことも感じず良い短編集だったなぁ〜〜が感想👍🤔佐方検事の生い立ちやエピソードが凝縮され、それほど魅力を感じていなかった佐方貞人のキャラが物語毎に幾層にも幾層にも構築されていき魅力アップ🔺していきました👍(ノ-_-)ノ~┻━┻この後のお話も楽しみだ👍👍👍👍👍

  • どんふぁん さん

    2019年1月19日読了。これを読んで佐方ファンが多い理由がわかりました。佐方が検事をしていた時の話ですが、佐方自身の人柄がかなり出てると思います。佐方男前、ってか渋い、芯の強い人。佐方本人の生活感はないです。でも人間としての魅力はすごくある人ですね。こんな検事さんが日本中にいたらいいのにねぇ。

  • Kazuko Ohta さん

    弁護士に転向してからの佐方を描いた『最後の証人』を読んだのがついこの前。あまりに面白くてその前日譚だという本作に突入。結局、検事であろうが弁護士であろうが、彼の仕事との向き合い方は変わらない。事件の上っ面だけ見るのではなく、人を見る彼にしょっちゅう胸が熱くなります。この若さで経験も浅いのに手練れの刑事みたいな趣は出来過ぎ。でも、だからこそ読まされるのでしょうね。髪の毛ぼさぼさスーツしわくちゃなのは残念だけど、もとは精悍な顔つきらしい。やはりそれなりのイケメンでいてほしいような、だらしないままでいいような。

  • nico🐬波待ち中 さん

    「自分は事件をまっとうに捜査するだけ」といつもクールな佐方シリーズ第2弾。検事時代の若き佐方の人となりを知り、ますます好きになった。5編の短編はどれも男くさいヒューマンドラマ。佐方のカッコいい生きざまに魅せられた。「相手に真実を吐かせようと思ったら、人間として向き合うべき」まだ若造のくせに、こんなセリフをさらりと言うところがまた憎い。違和感を覚えたことは納得するまで追及し、事件の裏の裏まで貪欲に調べあげる佐方。そんな佐方シリーズも次回第3弾で終わることが非常に残念でならない。

  • 小説を最初に書いた人にありがとう さん

    柚月裕子作品にはまり一気に三作目。この作家さんが書く男性キャラが男から見ても格好がいい。作者名を聞かずに読んだら男性作家の文章と思う気がする。今作も佐方貞人検事の短編集、この主人公がとにかく語らない。それでいて一編一編を読むうちに人間性が浮き彫りになりながら心揺さぶられるストーリーがある。軸になるのは正義とはなにかという骨太なテーマな気がする。特に高校時代のエピソードも絡めた「恩を返す」が好みであった。「本懐を知る」と合い通ずる部分としては人としての正義が時としては法よりも重要と訴えている気がする。

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人物・団体紹介

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柚月裕子

1968年岩手県生まれ。2008年『臨床真理』で、第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。2013年『検事の本懐』で第15回大薮春彦賞、2016年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。同年『慈雨』で“本の雑誌が選ぶ2016年度ベスト10”第1位を獲

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