ミラクル・ファミリー 講談社文庫

柏葉幸子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062766692
ISBN 10 : 4062766698
フォーマット
出版社
発行年月
2010年06月
日本
追加情報
:
15cm,172p

内容詳細

年に一度、春の川辺にやってくる緑の髪の女の人。真夜中にだけ開館する秘密の図書館。鬼子母神伝説がささやかれる、ザクロの木のある保育園。父さんが聞かせてくれた昔話はどれも不思議であったかく、そして秘密の匂いがした。小さな奇跡でつながっている家族たち。産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。

【著者紹介】
柏葉幸子 : 1953年岩手県生まれ。『霧のむこうのふしぎな町』(講談社文庫)で第15回講談社児童文学新人賞、第9回日本児童文学者協会新人賞、『ミラクル・ファミリー』で第45回産経児童出版文化賞フジテレビ賞、『牡丹さんの不思議な毎日』(あかね書房)で第54回産経児童出版文化賞大賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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思春期にさしかかり父親をちょっと毛嫌いし...

投稿日:2019/01/13 (日)

思春期にさしかかり父親をちょっと毛嫌いしがちな男の子が、父親の若い頃の不思議な体験を聞いて、ふわっと父親を見直したりする短編集。 もしかしたら本当にある?って思えるような、読んで気持ちがよくなる話。

yaemama さん | 福岡県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • masa@レビューお休み中 さん

    家族というものは、その存在自体がミラクルだ。ひとつの小さな団体の中で共同生活をして、互いに影響したりされたりする。それだけではなくて、血のつながりもある。血のつながりは強い。どんなに仲が悪くても、うまく話ができなくても、そのしがらみは取れることなく、いつも、いついつまでも巻きついて取れない。短篇集『ミラクルファミリー』には、9の物語、9の家族が登場する。どの家族もひと癖もふた癖もある、厄介な家族ばかりだ。愛すべき厄介な家族たちが織りなすファンタジーストーリー。

  • はつばあば さん

    昔のお父さんは雷親父と呼ばれるくらい怖かった。怒りはしないが存在自体が怖かったのかも(いつも肩車されていたのに申し訳ないです。)今のお父さんはイクメンと呼ばれ優しいのでしょう。この小説、短編で9つの家族のお話なのですがとてもほんわかとします。こんな親子関係ならイジメする子もいないだろうな。「オレの父ちゃんたぬきだぜ」なんて(^_-)-☆。「ザクロの木の下で」は不妊に悩む人も子供が育てられない人にも福音をもたらす解決策なんだけどなぁ。現実はそうもいくまいが。「父さんのお助け神様」も星の数なんて満天の夜空の如

  • takaC さん

    安心の柏葉ブランド。欲を言えば後10話ぐらい入れて欲しい。

  • かおりんご さん

    小説。お父さんが主人公の、どこか不思議で、心温まるお話が一杯でした。さくっと読めます。

  • モリー さん

    久し振りに柏葉幸子さんの作品に浸りました。子供たちにも読んでほしいのですが、大人向けの小説の味を知ってしまった我が子達は、表紙の絵を見ただけで、はなから馬鹿にして読もうとしません。三年前に出会えたら違っていたかも。この本の味わいを自分の言葉で伝えるのが難しいので、以下解説から引用。「それは「詩」であるとともに「実話」でもあり、どちらも包含している領域の真実、つまり「ほんとうにほんとう」であって、「洞察を得た」「知った」「思い出した」という照らされるような読書体験をもたらしてくれる。」

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人物・団体紹介

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柏葉幸子

岩手県花巻市出身。東北薬科大学卒業。薬剤師。『鬼ヶ島通信』同人。『霧のむこうのふしぎな町』(講談社)で講談社児童文学新人賞、日本児童文学者協会新人賞、『ミラクル・ファミリー』(講談社)と『牡丹さんの不思議な毎日』(あかね書房)で産経児童出版文化賞、『つづきの図書館』(講談社)で小学館児童出版文化賞、

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