白蓮れんれん 集英社文庫

林真理子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087478600
ISBN 10 : 4087478602
フォーマット
出版社
発行年月
2005年09月
日本
追加情報
:
16cm,430p

内容詳細

命を賭けた恋…第8回柴田錬三郎賞受賞作。
大正時代、筑紫の炭坑王の妻で美貌の歌人・柳原白蓮は7歳下のジャーナリスト宮崎龍介と恋に落ちた。名高い恋の逃避行「白蓮事件」を、門外不出の資料を元に描ききる渾身作。(解説・菅 聡子)
第一話 花嫁御寮
第二話 女教師
第三話 ミッションスクール
第四話 籠の鳥
第五話 鸚鵡の庭
第六話 希望
第七話 初夜
第八話 踏絵
第九話 醜聞の後
第十話 待ち人来たる
第十一話 往復書簡
第十二話 京の雨
第十三話 芝居の日
第十四話 双生児
第十五話 降誕祭
第十六話 トランプ
第十七話 恋人たち
第十八話 京の蝉
第十九話 決行
第二十話 最終章


【著者紹介】
林真理子 : 1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部卒。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で直木賞、95年『白蓮れんれん』で柴田錬三郎賞、98年『みんなの秘密』で吉川英治文学賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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柳原白蓮が初めて伊藤伝右衛門の家に来てか...

投稿日:2021/07/07 (水)

柳原白蓮が初めて伊藤伝右衛門の家に来てから白蓮事件を経て、宮崎龍介と結婚するまでが主に書かれています。林真理子先生らしい、読みやすい文章で、最後まで読者を引っ張っていきます。ですが、同時に現代女性の感覚で書かれているので「作家の想像力を羽ばたかせすぎでは?」と感じる部分も結構ありました。 また、かなりの部分で白蓮の義妹にあたる、伝右衛門の腹違いの妹の視点で語られているのは興味深かったです。

ぷーにゃー さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ミカママ さん

    先月帰国した際に、朝ドラ関連ということで書店で平積みされていた本。涙とため息が止まらなかった。白蓮の(彼女はまだ当時、30代だったというのに!)女としてだんだん枯れていく様子とあせり、7つ年下の恋人への狂おしいまでの想いと彼への恋文(今だったらさしづめLINEとかスカイプとかですね?笑)。女として身につまされまくりでした。「どうぞ私を私の魂をしつかり抱いてて下さいよ。覚悟していらつしゃいまし。こんな怖ろしい女、もういや、いやですか。さあどうです。お返事は?」恋をしているあなたも、してないあなたも、ぜひ。

  • 真香@ゆるゆるペース さん

    大正から昭和にかけて活躍した、歌人の柳原白蓮さんの物語。二度の不幸な結婚・離婚と、そして有名な白蓮事件と、その人生は波乱万丈だった。最後の終わり方がちょっと急ぎ足な感じだったのが気になったけど、ストーリーは面白かったので、概ね満足。賞賛はできない始まり方だったかもしれないけど、命を懸けられるほどの相手と出会い、愛し愛され最期まで添い遂げられて、結果的には良かったんじゃないのかな。白蓮さんの死後、夫の宮崎さんが語った「うちに来てからは幸せな人生でした」というお言葉から、二人の鉄壁だった絆や愛情が感じられる。

  • 舟江 さん

    図書館の「読書会」のために読んだ。しかし驚いた。内容はスキャンダル本。こんなことは書くべきではない!日本も恥ずかしい国になってしまった。著者の品性が疑われる。

  • ゴンゾウ@新潮部 さん

    恋に生きた女流歌人柳原白蓮の波乱に富んだ物語。華族の血をひき政略結婚により望まぬ相手に嫁ぐ白蓮。故郷を遠く離れ見知らぬ土地で絶望に打ちひしがられながらも時には腹黒く強かに己を貫く。女の強さを実感した。

  • ひめありす@灯れ松明の火 さん

    燃えるような夕焼けの、炭鉱の街に背を高く一本伸ばしたマグノリア。葉も実もなく、枝から直接咲き誇る、空を向いた沢山の純白の花。手折られず、求められず、そこで美しく咲き誇る事だけを義務づけられて。ここは嫌、何処かへ連れ出して、私に触れてと孤高の花が願う。そんな花に近づいたのは、ひとりの青年でした。伸びた美しい幹も、芸術的に枝分かれした枝も、数多の純白の花も何もいらない。ただ一輪だけで、貴方に愛して欲しいのと。それ以外はみんな燃えて無くなってしまえと、ただ一輪だけで飛び込めば。白蓮れんれん、私貴方に恋をしている

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人物・団体紹介

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林真理子

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍。82年エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』がベストセラーとなる。86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で第94回直木賞を受賞。95年『白蓮れんれん』で第8回柴田錬三郎賞、98年『みんなの秘密』で第32回吉川英治文学

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