六条御息所 源氏がたり 上 小学館文庫

林真理子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094063370
ISBN 10 : 4094063374
フォーマット
出版社
発行年月
2016年09月
日本
追加情報
:
397p;15

内容詳細

恋愛小説の神様=林真理子が、世界的古典文学の傑作に、新解釈で挑んだ意欲作。生き霊となってさまよう六条御息所のひとり語りで進行する手法、衝撃的な書き出しに、雑誌『和樂』で発表されたときには大きな話題となった。次々に繰り広げられる光源氏を巡る性愛の数々。不倫、略奪、同性愛、ロリコン、熟女愛…。あらゆる恋愛の類型を現代的感覚で再構築し、詳細に心理描写を施した。原書の第一帖『桐壷』から第十三帖『明石』までを中心に描いた、若き光源氏のノンストップ恋愛大活劇!

【著者紹介】
林真理子 : 1954年、山梨県生まれ。日本大学芸術学部卒。82年『ルンルンを買っておうちに帰ろう』が大ベストセラーに。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で第94回直木賞を受賞。95年『白蓮れんれん』で第8回柴田錬三郎賞を、98年『みんなの秘密』で第32回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mike さん

    源氏が無類の女好きの困った奴というのは知っていた。しかし六条御息所の語る彼は変態度増し増し😱10歳の少女をさらい、夜な夜な口づけするは、匂いを嗅ぐは、撫で回すはの性的虐待。義母を無理やり襲い子を孕ませその後も嫌がる彼女をつけ廻すストーカー行為。どうしようもないのは彼の罪の意識の無さ。気持ちが悪いが面白いので下巻に突入!

  • ワニニ さん

    【月イチ@愛】古典の教科書と「あさきゆめみし」の知識のみでこれを読んだが、教科書に載せちゃいかん!と真剣に慌てた、生々しい情事の数々、剥き出しの女の感情が林真理子らしい『源氏物語』。それから、眩いばかりのあの方が、どうも案外そうでもないのがいよいよ好みな感じ(笑)しかし、あの時代の高貴な方々は“そういうこと”ばかり考えて暮らしているのだろうか。羨ましい(?)ような…いや、今とは違うんだから… 六条御息所(霊)が、自分の性格や気持ちを自覚して語るのが面白く、するすると読める。(その割に時間がかかったけれど)

  • くろにゃんこ さん

    源氏を思うばかりに生霊となり、死後は死霊となってしまった六畳御息所が語る源氏物語。大人の女目線であり、ぼやっとしていたことまで赤裸々に書かれているので”え〜””そうなの?””うわっ”となることも多々。そしてやっぱりどうしようもない奴だなぁとなりながら下巻へ。

  • シフォン さん

    六条御息所の語りで、源氏物語の中の光源氏が女性たちとの逢瀬の際にどのように感じていたかかかれている。また、六条御息所からみた女性たちについてのコメントも興味深い。まあ、あの方は、全く、女たちは許してしまうのか、仕方がないと思っているのか・・・

  • まつこ さん

    「あさきゆめみし」しか読んだことなかったけど、これは読みやすい。源氏を愛すると不幸になりますね…。優しく美しい源氏、明石の君に対する愛と冷酷さが怖い。下巻も楽しみ。

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林真理子

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍。82年エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』がベストセラーとなる。86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で第94回直木賞を受賞。95年『白蓮れんれん』で第8回柴田錬三郎賞、98年『みんなの秘密』で第32回吉川英治文学

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