アッコちゃんの時代 新潮文庫

林真理子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101191225
ISBN 10 : 4101191220
フォーマット
出版社
発行年月
2008年01月
日本
追加情報
:
16cm,357p

内容詳細

金と力のある男の欲望を受け止めてやるのは、若く美しい女の義務なのだ。私はそれに忠実だっただけ―。「地上げの帝王」と呼ばれた不動産会社社長の愛人を経て、女優を妻に持つ有名レストランの御曹司を虜にし、狂乱のバブル期の伝説となった女性、アッコ。彼女は本当に「魔性の女」だったのか。時代を大胆に謳歌し、また時代に翻弄された女性を描く、煌びやかで蠱惑的な恋愛長編。

【著者紹介】
林真理子 : 1954(昭和29)年、山梨県生れ。’82年エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』が大ベストセラーになる。’86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で直木賞を、’95(平成7)年『白蓮れんれん』で柴田錬三郎賞を、’98年『みんなの秘密』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • fwhd8325 さん

    バブルという時代は、まるで夢の中にいたような感覚だ。少しだけど、バブルの渦中を経験しているだけに、この物語が遠い世界とは思わない。おそらく、アッコちゃんはだいぶ好意的に描かれていると思いますが、そんなに違和感はありません。あの頃は、こんな女の子たくさんいたと思います。バブルはいいなと言う人もいるけれど、あんなものはまさに夢遊病のようなものだ。まだ、夢の中にいるような人の話なんだろうか。

  • こみち さん

    ★★★★★バブル景気時代が背景になっていて、男性は湯水のごとく女性にお金を貢ぎ、女性は翻弄されて。美貌の持ち主のアッコちゃんは自我は強いけど反面男性には流されやすく。幸せなようなそうでもないような…とにかく景気が良くハチャメチャな感じが面白かった。実際に実在する人をモデルとした小説だったことに驚いた。こんな時代に社会人生活を過ごしてみたかったなと思ってしまった。

  • りょう さん

    こうした限りなく実話ベースの「小説」の場合、真実の箇所とフィクション箇所の境界線が非常にファジーな故、その境目をあれこれと想像しながら読み進めるのは大変楽しくもありました。アッコちゃんは確かにあの時代が生んだ申し子のような存在であり、魔性で魅惑的な女性だったのでしょうが、アッコちゃんに魅せられてしまった男達の人間力、自分のものとするまでの執念が凄まじい...。どちらも狂ったバブル期の象徴たる存在だったのでしょうね。あの時代よもう一度とは思わないけれど、皆が浮かれていた不思議な季節を懐かしく思い出しました。

  • ヨータン さん

    バブル期に若くて、美人だった人はどれくらい得をしたのだろう。どれだけ大量のブランド品を買ってもらい、どれだけ高級な車に乗せてもらい、どれだけ豪華な食事に連れて行ってもらったんだろう。アッコちゃんは最高の若さと美貌を持っていて、もっともっと得してもいいはずなのに男運が悪すぎー。特に地上げ屋の愛人になったのがもったいなかったかなー。

  • モルク さん

    バブルの時代真っ只中にどっぷりとその世界にはまっていたアッコちゃん。平野ノラでしかその世界を感じられない人も多いだろう。かくいう私もその頃は地方の生活をだったのであまり実感はないが…いやいやたとえ都会にいてもアッシー、メッシー、ミツグ君なんかとは無縁だったんだろうけど。でもいっぱい懐かしい事柄が出てきて懐かしかった。実在の人物を偽名で書いてあるがその謎解きをするのも楽しかった。遊びまくり、男を手玉にとって利用する、でもそんなアッコちゃんがなぜか憎めない。

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人物・団体紹介

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林真理子

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍。82年エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』がベストセラーとなる。86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で第94回直木賞を受賞。95年『白蓮れんれん』で第8回柴田錬三郎賞、98年『みんなの秘密』で第32回吉川英治文学

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