よくわかる境界性パーソナリティ障害 こころのクスリBOOKS

林直樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784074229208
ISBN 10 : 407422920X
フォーマット
出版社
発行年月
2017年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
128p;22

内容詳細

感情や思考をコントロールするのが苦手で、人間関係のトラブルを起こしやすく、自傷行為などの衝動的行動におよんでしまうこともある境界性パーソナリティ障害。不安定な自分を変えていく、治療とセルフケアの方法を、わかりやすく紹介します。

目次 : 第1章 境界性パーソナリティ障害とはどんな病気?(病気への誤解1―境界性パーソナリティ障害の人は、回復しない?/ 病気への誤解2―「パーソナリティ(人格)」の障害ではない ほか)/ 第2章 境界性パーソナリティ障害は、時間をかけて治していく(経過と予後―長期的な取り組みのなかで改善していく/ 受診―じっくりと診てくれる医師を探す ほか)/ 第3章 安定した「わたし」を取り戻していく治療(認知療法―認知の偏りやクセを変えていく治療法/ 対人関係療法―身近で重要な人との関係を見直す ほか)/ 第4章 周りの人はどう対応したらよいか(病気への理解―問題行動の基礎にあるものに目を向ける/ 支える人のあり方―拒絶しても過保護になりすぎてもいけない ほか)/ 第5章 苦痛をやわらげるために自分でできること(呼吸法―激しい感情をゆったりとした呼吸で落ち着かせる/ ストレッチ―つらい感情から意識をそらしてリラックス ほか)

【著者紹介】
林直樹著 : 1955年、東京生まれ。東京大学医学部卒業。東京大学附属病院分院神経科、東京都立松沢病院精神科、東京都精神医学総合研究所勤務を経て、帝京大学医学部附属病院メンタルヘルス科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Twakiz さん

    境界型パーソナリティ障害の概念,症状,特徴がよくまとめられていてなるほどそうだよなあと納得する.多大な迷惑や負担になる振る舞いは「性格の異常ではない」「病気の症状である」ので「まわりはそれを理解して」かつ「近すぎず離れすぎず」でかかわる必要がある.というのが理想論なのではあるが,実際の現場ではとても難しい.過量服薬をして死にかけ,自分が夜間休日を犠牲にして命を助けた人から「何勝手なことしてんだよ!」「俺の好きなようにさせろ」と言われるとき冷静ニコニコ対応できないと医者じゃないならだれもできないなぁ.汗.

  • もちもちかめ さん

    新版で、巻末に参照リストがあるのが良い。ふと思ったのですが、「患者さん」向けに書いてあるから優しく寄り添う表現で、具体的な迷惑行為ははしょってある。私は、自閉症傾向あってそちらの本を読んだことあるけど、同様にマイルドに寄り添う感じで、安心したのを覚えている。そして、カサンドラ被害者の会!とか言う人たちに嫌悪感と怒りしかなかったのも。まあ、そういうものなのかなーと学んだ。取りあえず、病気、なんだったら治してね、とは言いたい。

  • riviere(りびえーる) さん

    本人や家族向け。イラスト多くコンパクトにまとまっている。治療の見通しが書いてあるので、読んだ人は希望が持てると思う。薄い本ながら症状の特徴や治療方法、周囲の人が配慮すべきこと、セルフケアまで書いてある。【新版】となっているのはDSM-5の診断基準に沿った内容に改訂したためであるようだ。

  • タワくん さん

    境界性について大変わかりやすく、全体像がつかめる良書と思う。近しい人が境界性で、結局、相手の人生は相手でしか責任がとれない、救ってあげようと思うこと自体がエゴだと気づいた。境界性の人と付き合う上で、アサーションのスキルは必須だと感じる。これを知らないと知らない間に共依存になってしまう。また、治せる可能性を感じるのは森田療法とゲシュタルト療法である。そもそも境界性自体、病気なのかも疑わしい。感情をあまりに抑圧したこと対して、心が元に戻ろうとする自然な反動作用であって、病人として扱わないことが大事ではないか。

  • スリカータ さん

    カラーの表やイラストが豊富に盛り込まれていて、分かりやすく解説している。アスペルガー症候群も然り、困った性格というのがこの障害に該当するケースもある。そして、若ければ若いほど、治すことが可能だそうだ。何度も自傷行為や自殺未遂を繰り返す人も境界性パーソナリティ障害である事が多い。何度も自殺未遂を繰り返し4度目で自殺を遂げた太宰治氏もこれに該当すると言われている。もしかしたら、画家の鴨居玲氏もそうだったのかもしれない。

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