デビュー曲の｢ほほえみ｣｢白い窓辺｣のような清純派な曲、｢恋はお伽話じゃないから｣｢カモンベイビー｣のようなセクシーな曲、なんでも歌いこなせるボーカリストだったんですね。その中でもストーリー性のある｢私がブルーにそまるとき｣はその情景が目に浮かぶ名曲だと思います。最近はどうされているのでしょう。SOPHIAの松岡さんの義理のお母さんですね。

花の「７４年組」（？）アイドルの一人、かの黒澤明の息子の元嫁、林寛子の個人的な愛聴盤がＣＤ化。王道アイドル・ポップスな彼女のシングルでは異色のソウル歌謡「危険がいっぱい」が抜群。ミドルティーンとは思えない程の確かでエッチなヴォーカルには、同様の実力派で翌年デビューした和製ディスコの女王、岩崎宏美には聴かれないエロチシズムが感じられます。後半のオールディーズ・カヴァーも無難にこなし、さすがの歌唱力と唸らせます。

懐かしいのに新鮮！〜☆ 林寛子は現在でも可愛らしい女性であるが、アイドルの頃のコケティッシュな魅力には、小生とても胸をときめかされた思い出がある。ドラマでも、歌番組でも時にクールに、時に人懐っこく‥。青春のすべてを寛子に捧げたと言っても過言ではなく、今でも その恋心は変わらないのである☆