人工知能の哲学 生命から紐解く知能の謎

松田雄馬

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784486021414
ISBN 10 : 448602141X
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
追加情報
:
244p;22

内容詳細

目次 : 第1章 「人工知能」とは何か(「コンピュータ(計算機)」にはじまる三度の「人工知能ブーム」/ 「ニューラルネットワーク」と「学習」 ほか)/ 第2章 「知能」とは何かを探る視点(「見る」ことの何が不思議だというのか/ 「読めて」しまう不思議な文章 ほか)/ 第3章 「脳」から紐解く「知能」の仕組み(脳の全体像を巡る研究の歴史/ ゴンドラ猫に見る「認識」と「身体」 ほか)/ 第4章 「生命」から紐解く「知能」の仕組み(ホタルに見る「生命」の仕組み/ 「生命」の根本原理であるリズム ほか)/ 第5章 「人工知能」が乗り越えるべき課題(流行語になっている「人工知能」とその真実/ 現代の技術とライフスタイル ほか)

【著者紹介】
松田雄馬 : 1982年9月3日徳島県にて生誕。博士(工学)。2005年京都大学工学部地球工学科卒業。2007年京都大学大学院情報学研究科数理工学専攻修士課程修了。同年日本電気株式会社(NEC)中央研究所に入所。MITメディアラボとの共同研究、ハチソン香港との共同研究に従事したのち、2009年、東北大学とのブレインウェア(脳型コンピュータ)の共同研究プロジェクトを立ち上げる。2015年情報処理学会にて、当該研究により優秀論文賞、最優秀プレゼンテーション賞を受賞。同年博士号取得。2016年NECを退職し独立。現在、「知能」や「生命」に関する研究を行うと共に、2017年4月、同分野における研究開発を行う合同会社アイキュベータを設立。代表社員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 徒花 さん

    おもしろい。巷にあふれる「すごい人工知能」のイメージを払拭し、「そもそも知能ってなに?」という根本的なところから比較的一般の人でもわかるように説明しつつ、現在の「弱い人工知能」がどのような社会的インパクトをもたらすのかと、そうした社会の中で「人間でないとできないことは何か」ということを、ブレインウェア(脳型コンピュータ)の専門家としての立場から忌憚なくつづっている一冊。カラーページもあり、大判でちと値段が高いが、今の時代に読んでおくべき価値はある本ではないか。

  • もち さん

    現在の人工知能ブームは何かがおかしい。そこには思想が欠けている。ーーそのような考えから書かれた、人工知能の根本的な哲学に関する本。知能とは何かを、これまでの科学史から哲学する。人工知能は、人間と対立するものでなく、人間を支えるもの、道具なのだ。

  • r_ngsw さん

    人工知能の「知能」とはなんなのか?に重点を置いた著作。つまり、人間の「知能」って一体何なんだ、というのが中心のテーマです。ディープラーニングとかニューラルネットワークとかで、思考の一部を代替して再現したAIは「知能」とは根本的に異なる。もっというと、 続き→ https://goo.gl/Pkmu1R

  • ケン さん

    「知能」について、科学サイドの研究成果を概観するのに最適な一冊。四章の途中だけ急に難しくなるが、そこ以外はとても分かりやすい。

  • Jun Sasaki さん

    縦書きで文字も小さめに書かれているので、著者の独自の主張が詰まっているかと思いきや、各項目を解説してから、5章では計算機の速度が上がっても物理機械の速度に律速される(=上位概念の獲得に制限を受ける)ことを根拠に強い人工知能は現れない、と言っているように読めます。 この内容であれば、横書きにして、章立てを明確化して教科書体裁で作ったほうが良かったのかな、と。 また、AIやシンギュラリティに関する主張を知りたければ、石黒浩氏、新井紀子氏といった方々の著書のほうが示唆と刺激にあふれているような気がします。

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