川の光 中公文庫

松浦寿輝

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122065826
ISBN 10 : 4122065828
フォーマット
出版社
発行年月
2018年05月
日本
追加情報
:
464p;16

内容詳細

「ねえ、お兄ちゃん、川は眠らないのかな」「川は眠らないよ。いつもいつも流れつづけているんだ」―せせらぎに守られた川辺の暮らしは、突然の工事で終わりを告げる。新天地を求め旅に出たネズミ一家は、やがて大冒険をすることに―チッチが跳ね、タータが走り、タミーが飛び出す!島津和子氏によるイラスト多数収録。

【著者紹介】
松浦寿輝 : 1954年、東京都生まれ。詩人、小説家、批評家。88年に詩集『冬の本』で高見順賞、95年評論『エッフェル塔試論』で吉田秀和賞、2000年小説『花腐し』で芥川賞、05年『半島』で読売文学賞、15年『明治の表象空間』で毎日芸術賞、17年『名誉と恍惚』で谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぶち さん

    ハラハラ、ドキドキの連続!川のほとりに住んでいる3匹のクマネズミの家族が、新しい住処を求めて旅に出る冒険物語です。ホッとする間もなくすぐにまた別の困難が遭遇してしまう旅にハラハラしがらも、胸が高鳴る読書です。ページをめくりながら、声を上げそうになったことも数知れません。モグラ、すずめ、犬、猫などの多彩な脇役も物語を盛り上げてくれています。 挿絵も素晴らしいです。 新たな住処を求める動物の冒険ファンタジーの傑作、『ウォータシップダウンのウサギたち』に負けずとも劣らない、日本が生んだ傑作です。

  • たるき( ´ ▽ ` )ノ さん

    面白かった!!地味な話なんだろうと思っていたけど、全然そんなことなかった。小さな生き物たちの世界、ワクワクしながら読むことができて、とても楽しかった(*´∇`*)

  • yomineko@猫と共に生きる さん

    お父さん(お母さんは既にいない・・・)長男のタータ、二男のチッチの三匹のクマネズミの冒険物語。ワクワクしながら読みました。捨てる神あれば拾う神あり。いろんな人にいじわるされた分いろんな人に助けられる。そして助ける。大人だけが読むのはもったいない、ぜひ子供さんにも読んでほしい。読売新聞に連載されていたと知りビックリ。ほんとに大人用の小説だったんですね!イラストもとてもかわいいです。ほっとしたいときに、オススメです!コーヒーでも飲みながら、ビスケットを齧って、、、あ、そのビスケットのかけらはクマネズミさんに!

  • ユカ さん

    この表紙に「酒飲み書店員大賞」の帯、読まずにいられませんでした。ネズミの親子がすみかを奪われて新天地を目指す道中、次から次へと立ちはだかる試練に、ほかの動物の力も借りて試行錯誤しながら乗り越えていく様子が、かわいいったらありゃしない。こちらも、ハラハラと痛快と涙が混ざった随分と美味しいお酒を飲まされた。読み終わるのが寂しすぎる…と思ったら続編があるようなのでぜひ読んでみたい。猫のブルーと獣医さんが好き。恩返しは大事。

  • hide さん

    川のほとりに平穏に暮らしていた3匹のネズミの一家が、突然の工事で巣穴を追われ、新天地を求めて川を上流へ遡っていく冒険譚。著者の名前を2度確認するくらい、彼のイメージから遠く離れた、王道中の王道の物語。作中で、人間たちは何故「書く」とか「読み」とかするのかと問う。更には、「書く」ことも「読む」こともできないのは、我々ネズミ族の幸せと説く。そこに生きるとは何か?著者のメッセージが込められている気がした。川の光が見つかりますように。

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人物・団体紹介

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松浦寿輝

1954年生。詩人、小説家、東京大学名誉教授(フランス文学・表象文化論)。1988年『冬の本』で高見順賞、1995年『エッフェル塔試論』で吉田秀和賞、1996年『折口信夫論』で三島由紀夫賞、同年『平面論』で渋沢・クローデル賞平山郁夫特別賞、2000年『知の庭園』で芸術選奨文部大臣賞、同年「花腐し」で

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