将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる! できる子が幼少期「これだけはしていた」こと

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784799103944
ISBN 10 : 4799103946
フォーマット
出版社
発行年月
2014年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
190p;19

内容詳細

東大生の多くが幼少期、絵本の読み聞かせをたくさんしてもらっていた――。読解力は学力の基盤であり、それを培うのが読書。地頭が作られる10歳くらいまでに、どれだけの本を読んだか。読んでもらったか。幼少期の読書体験がその後の学力に大きく影響を及ぼす。
効果的な読み聞かせの方法、どういう本が良いのか、どうしたら子どもが本好きになるのか。また、本を読むことがどれだけ国語力ひいては学力全体を伸ばすことになるのか…。「受験のプロ」として、読書の大切さをおりにふれ力説する著者が、具体的に解説します。〈読むだけで頭が良くなる〉厳選本145冊も紹介!

出版社からのコメント
このような本を書いておきながら、あらかじめ正直に告白いたしますと、実は私は決して勉強が得意な子どもではありませんでした。クラスにはいつも、私よりできる子がたくさんいました。
それもそのはず、私は今で言う正真正銘の「多動症」で、じっと大人しく授業を聞くのはできない相談でした。
でも私は、漢字書き取りテストなどが散々な一方で、同級生がまだ知らない難しい漢字を読めることがありました。小学校低学年で、偉人の名前を誰よりたくさん知っていました。社会や理科の授業で先生が「○○を知っている人! 」と尋ねるたいていのことには、率先して挙手し、自信満々で答えていました。
なぜかと言うと、本だけはよく読んでいたからです。

誰よりもたくさん本を読んでいる!
これが私のアイデンティティの核(コア)を作り、成長する過程での自信の源になり、大げさに言えば、人生を切り開く糧となったのです。もちろん「知識」だけでは不完全なことが後々露呈しますが、とりあえず幼い自分の自信のひとつになったということです。
拙いながら、国語能力開発において、私自身の実体験から得たことを多くの人に伝えること──これが、本書を著す最大の目的でした。

振り返れば、けっこう長い年月、教育コンサルタント、個人教授として、多くの子どもに接する仕事をしてきました。
打てば響くような賢い子どもよりも、「勉強が苦手」「やっているけどぜんぜん伸びない」というお子さんの相談を受けることが仕事の中心になりますが、実は教える側としては、その方がやりがいを感じます。そうした子どもたちからこそ、逆に教師が得るものが大きいことも痛感しました。
そんな中、出会った子どもたちに、勉強のやり方と同じくらい、情熱を持って伝えてきたのが「読書」、そして声に出して本を読む「音読」の楽しさです。
私は、子どもの学力を上げることと読書の習慣は、切っても切り離せないものだと考えています。しかし、多くの方がこの両者に密接な関係があると薄々気づきながらも、これまで本当の関係性を漠然としか理解していなかったのではないかと感じます。

「勉強ができる子だから、本を読む」
そう思っていませんか? 実はそうではなくて、これは逆で、
「本を読んで理解することができるから、勉強ができる」のです。
(本書 はじめに)

【著者紹介】
松永暢史 : 1957年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒。教育環境設定コンサルタント。「受験プロ」として音読法、作文法、サイコロ学習法、短期英語学習法など、さまざまなメソッドを開発している。教育や学習の悩みに答える教育相談事務所V‐net(ブイネット)を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ミカママ さん

    大きな声では言えないが、おそらく読メユーザーの9割はすでに実行している子育て法だと思う。今さら図書館や古本屋の活用術を説かれてもなぁ。逆に言えば、生活に余裕がなければ、毎晩の読み聞かせや、生活空間を本で満たしてあげる、なんてことも容易ではないわけで。つくづく子どもの学力というのは、親の生活レベルに比例しちゃうんだよな、と。(そんなことは現在学校区一の貧乏校で教えてるので、すでに身に沁みて実感)そして、これを言っちゃおしまいなんだが、学力って読書量じゃなくて、地アタマなんじゃ(めっちゃ小声)、、、。

  • ひろき@巨人の肩 さん

    読書で子供の日本語了解能力を伸ばす。著者のオススメは「音の良い絵本」を「一音一音ハッキリ読み」で読み聞かせる。親が、勝手に平易な文に読み替えず、そのまま読む、という点はなるほど、と思った。読解力が勉強の基礎なので、幸い娘は絵本大好きだが、このまま読書に興味を持って続けて欲しい。大人でも古文など洗練された日本語の音読は効果的。

  • あすなろ さん

    本を読んで理解する事が出来るから、勉強が出来るのである。そんな著者の幼少期の読書への取り組み・オススメ紹介本。なるほどと思ったり自分の幼き頃を思い起こしたり、我が愛息を思ったり。最近我が家もまた周期なのかこれ読んで!が出てきて嬉しい。ただ、同じ本が多く、当方はつまらないだろうと他の本をオススメするのだが、それはする必要なし。そして何より子供のこれ読んで!は、頭の調子が良いからこれ読んでと言っているのでその時は読んでやって欲しい、と。更には聴覚が変わるとガラリと能力が変わり、出来る頭に変わるのだそうな

  • マエダ さん

    子が本を読むように育ったら、何になってくれても構わない。

  • みっくす さん

    一年近く前から寝る前の読み聞かせが定着しましたが、この本にある通り、やっぱり読書によって、助詞の使い方などの効果が出ているのでは?と親ばかながら思っています! 大きくなるまで付き合ってあげたいなぁと改めて感じました。だけど、抑揚を付けず一字一句ゆっくり丁寧に読むのはどうなのって思ったり。気持ちを込めて読んであげたいので、そこは使い分けかなぁ。オススメ絵本や児童書は多いに参考にさせてもらいます!

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

語学・教育・辞書 に関連する商品情報

おすすめの商品