隠花平原 上巻 新潮文庫 改版

松本清張

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101109671
ISBN 10 : 4101109672
フォーマット
出版社
発行年月
2009年05月
日本
追加情報
:
16cm,404p

内容詳細

杉並の閑静な住宅街で、帰宅途次の銀行員が撲殺された。捜査は進展せず事件は迷宮入りとなるが、被害者の妻の弟で若手画家の山辺修二は、義兄は誰かと間違われたのでは、と思い至る。では誰と。やがて浮びあがった謎の男の陰に、見え隠れする新興宗教団体と地方銀行のつながり。そんな折も折、修二は問題の銀行の頭取を通じて、その宗教団体から大作絵画の制作を依頼された…。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • hatayan さん

    1967年に週刊誌に連載され、作者が没した後の1993年に刊行された松本清張の推理小説。 殺された銀行員の妻の弟で若手画家の修二。義弟が殺されたのは人違いだったのではという見立てから一旦は迷宮入りした事件の背景に迫ろうとします。 自分の絵を相場の10倍以上の値段で買ってくれる画商、資金繰りに不透明な噂があるとされる銀行、修二の行く先々で偶然鉢合わせる刑事の西東、補陀洛渡海の思想を受け継ぐ新興宗教の教団に収まった元銀行員の玉野。登場人物が揃って伏線が張り巡らされた状態で下巻に続きます。

  • シュラフ さん

    松本清張さんの社会派サスペンス。ある中年男性が帰宅途中の路上で殺される。その義弟の絵描きが事件の真相を追及していく。殺された男は他人の恨みをかうような人物ではなく、どうやら人違いによるもの。浮かび上がった男と女。絵描きは謎を追うべく 女の勤め先→銀行→新興宗教団体 へと行き着く。都合のよすぎる展開とは言うなかれ、足をつかって ひとつひとつ真相へと迫っていくその様子というのが なんともアナログ的であり これぞサスペンスの醍醐味なのである。そして絵描きはとうとう本丸の新興宗教団体の本丸へ乗り込むこととなる。

  • そうたそ さん

    ★★☆☆☆ 感想は下巻にて。

  • むぎタロー さん

    わずかな手がかりから次の手がかりをみつけ、芋づる式に真相に近づいていくミステリー小説。 アパートの各部屋に電話がなかったり、住所をすぐ教えてしまうプライバシー概念のなさなど時代の変化を節々で感じた。

  • 沼田のに さん

    赤色系のコートに赤色系の光を当てたら白っぽくなるのは常識でこの本はそれが黒くなるところから出発している。大御所の作家が白を黒と強弁しているので、素直に長いものに巻かれて読み進めると流石は松本清張パタパタと理詰めで物語を運んで読ませてくれる。よく考えると主人公の画家も物知りで感性より事実に即した細かい理屈で考える性格なので安心して読めるけど、将来有望な画家の性格としてはどうなのだろうか。7/10

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人物・団体紹介

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松本清張

1909‐1992。福岡県小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。’58年の『点と線』は推理小説界に“社会派”の新風を生む。生涯

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