神と野獣の日 角川文庫

松本清張

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041227626
ISBN 10 : 4041227623
フォーマット
出版社
発行年月
2008年05月
日本
追加情報
:
15cm,221p

内容詳細

「重大事態発生です」―ある早春の午後、官邸の総理大臣にかかってきた、防衛省統幕議長からの緊急電話が伝えた。Z国から東京に向かって誤射された、5メガトンの核弾頭ミサイル5基。1発で、東京から半径12キロ以内が全滅するという。空中爆破も迎撃も不可能。ミサイルの到着は、あと…43分。ラジオ・テレビの臨時ニュースによって、真相が全日本国民に知らされた!SF的小説に初めて挑戦した松本清張の隠れた名作。

【著者紹介】
松本清張 : 1909年福岡県に生まれる。53年、『或る「小倉日記」伝』で、芥川賞を受賞。56年、朝日新聞社広告部を退社し、作家生活に入る。67年、吉川英治文学賞、70年、菊池寛賞、90年、朝日賞を受賞。92年8月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 金吾 さん

    約60年前に書かれたとは思えない臨場感がありました。特に人間の弱さについてはリアリティがあるように感じました。

  • rokoroko さん

    東京に核が誤射されてパニックになる話。近未来SF。今この時にもありえそうな話。松本清張のSF。本当に起こったらどうなるかしら。私はどう行動するかな?多分食料品の地下貯蔵庫に逃げるかしら・・どうだろうか。ううん

  • Tui さん

    松本清張、こんなのも書いてたのか。核ミサイルが飛来する43分前の東京が舞台のSFパニック小説、って筒井康隆の本かと思った(読んでる最中も)。社会が、理性が、抑制が、あっという間に瓦解する。人生の残り時間があと1時間もないと突然知ったら。しかもその理由が友好国から誤射された核ミサイルという、なんともやるせないものだったら。そんな喫緊の事態において、人はなにを思いどう行動するか。置かれた立場や環境による違い、そしていわゆる群衆心理など、パニック下を想定した清張版・思考実験の作品であります。

  • ホームズ さん

    松本清張のSFってことで読んでみましたが、これすごいですね(笑)あっという間に話に引き込まれてしまって(笑)パニックに陥る人々の感じが凄かった。そして政治家や官僚たちのずれた反応とか。短いし軽く読むつもりが(笑)面白かった(笑)こういう感じのSFは好きです(笑)

  • サクラ さん

    東京都心に隣国が誤射した核弾頭ミサイルが飛んで来る。広島の原爆の五百倍。着弾まで後○○分。。。政府、マスコミ、一般人、受刑者。それぞれの慌てふためく状態が生々しい。これが昭和38年に書かれた作品なのが驚きです。作中に出てくる人々の醜い行動も、死が迫っていると考えれば頷けるとか、自分ならどうするだろうと思いながら読み進みました。息つく暇なく一気に最後まで。ラスト、好きですね。映画のようです。面白かった!

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人物・団体紹介

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松本清張

1909年北九州市生まれ。様々な職業を経て、朝日新聞西部本社に入社。懸賞小説に応募入選した「西郷札」が直木賞候補となり、’53年に「或る『小倉日記』伝」で芥川賞受賞。’58年に刊行された『点と線』は、推理小説界に「社会派」の新風を呼び、空前の松本清張ブームを招来した。ミステリーから、歴史時代小説、そ

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