火の路 上 文春文庫

松本清張

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167697181
ISBN 10 : 4167697181
フォーマット
出版社
発行年月
2009年07月
日本
追加情報
:
16cm,483p

商品説明

新進の考古学者・高須通子は、石造物の調査のために訪れた奈良で、殺傷事件に巻きこまれた海津信六を助ける。海津は、かつてT大史学科に籍をおく気鋭の研究者だったが、ある事情で学界を追放された過去があった。通子は、酒船石の用途を研究するうちに海津の示唆を受け、ペルシア文明との関連を調査するためイランへと旅立つ。

内容詳細

新進の考古学者・高須通子は、石造物の調査のために訪れた奈良で、殺傷事件に巻きこまれた海津信六を助ける。海津は、かつてT大史学科に籍をおく気鋭の研究者だったが、ある事情で学界を追放された過去があった。通子は、酒船石の用途を研究するうちに海津の示唆を受け、ペルシア文明との関連を調査するためイランへと旅立つ。

【著者紹介】
松本清張 : 1909(明治42)年12月、福岡県企救郡板櫃村(現・北九州市)に生れる。53(昭和28)年「或る『小倉日記』伝」で第28回芥川賞を受賞。56年、それまで勤めていた朝日新聞社広告部を退職し、作家生活に入る。63年「日本の黒い霧」などの業績により第6回日本ジャーナリスト会議賞受賞。67年第1回吉川英治文学賞受賞。70年第18回菊池寛賞、90年朝日賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • chantal(シャンタール) さん

    飛鳥の石造遺跡についての論文のため、奈良を訪れた大学史学科助手の通子はそこで通り魔に刺された男を助ける。しかし事件よりも肝心なのは石造遺跡に関する考察や、理不尽な学会の因習など。ここで通子のものとして発表される論文、斉明天皇は異宗教を信奉していたのでは?との内容は清張先生の見解なわけだよね?清張先生の古代史への並々ならぬ情熱を感じる。通子が助けた海津は若い頃は史学学会で名を馳せた人物だったが、現在はある理由から学会を離れている。その理由が下巻で明かされるのか?彼の提言でイランへ旅立つ通子の収穫が楽しみ。

  • Shoji さん

    奈良の明日香村に存在する謎の石造物に端を発するミステリーです。明日香の酒船石遺跡は何の目的で作られたものなのか。両槻宮の施設の一部であったのか、祭祀施設なのか、酒や油を精製する施設なのか、、、。現地踏査していた史学科の助手は殺人未遂事件に巻き込まれます。なんだかきな臭い展開に。ミステリー好きの古代史ファン、飛鳥ファンには面白い展開です。そうでない方には少し退屈な物語かもしれません。半分眠りながらなんとか上巻を読了です。

  • 姉勤 さん

    約45年前の作品。奈良に点在する、石の造作物。酒舟石や亀石など、目的や用途が不明なそれらを研究する、若き女学士、高須路子。フィールドワークの中で知り合った人々の中で、刺傷事件に関わり、一命をとりとめた人物が、かつて古代史に精通し学会を退いた海津だった。彼との縁から、古代日本とペルシャとのつながりを追っていく。表題でピンときていたのは、雑学は無駄にならないと感じた。

  • しーふぉ さん

    歴史についての記述が多く興味ない人には辛いかも。斉明天皇の頃にイランの方から中国を経由して宗教が入って来たのではということで、下巻ではイランに飛ぶようだ。

  • カタコッタ さん

    ミステリーなんでしょうが、清張先生のオモシロ古代史論文です。古代史に興味がある方は面白く読めているかと思いますが、私はそうではないので話が通子の事となると急にスピードがアップするという、何やら緩急著しい読書となりました。長い一冊を読み終えて長い前書きが漸く終わった感じ。相当な謎を抱えて通子はイランへ。下巻、私に面白く読ませてください。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

松本清張

1909(明治42)年12月、福岡県企救郡板櫃村(現・北九州市)に生れる。53(昭和28)年「或る『小倉日記』伝」で第28回芥川賞を受賞。56年、それまで勤めていた朝日新聞社広告部を退職し、作家生活に入る。63年「日本の黒い霧」などの業績により第6回日本ジャーナリスト会議賞受賞。67年第1回吉川英治

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品