弱気の蟲 松本清張プレミアム・ミステリー 光文社文庫プレミアム

松本清張

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334775292
ISBN 10 : 4334775292
フォーマット
出版社
発行年月
2017年09月
日本
追加情報
:
496p;16

内容詳細

二十年近く地道にある省の役人を勤めてきた川島留吉は、ふとしたきっかけで役人仲間と麻雀を始める。麻雀が弱い川島は負けが込み続けるが、ある日、川島の官庁に出入りの外郭団体の職員から自宅での麻雀に誘われる。そこから川島の地獄の日々が始まった―。(表題作)俳句仲間と野鳥の声を録音しに行った軽井沢での殺人事件を扱った「二つの声」も収録。

【著者紹介】
松本清張 : 1909年北九州市生まれ。給仕、印刷工などの職業を経て、朝日新聞西部本社に入社。懸賞小説に応募入選した「西郷札」が直木賞候補となり、’53年「或る『小倉日記』伝」で芥川賞受賞。’58年に刊行された『点と線』は、推理小説界に「社会派」の新風を呼び、空前の松本清張ブームを招来した。ミステリーから、歴史時代小説、そして古代史、近現代史の論考など、その旺盛な執筆活動は多岐にわたり、生涯を第一線の作家として送った。’92年に死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • TATA さん

    母親文庫。初版は1977年、ほおー。中編二作。普通の生活をしていた人達の側に発生した殺人事件。痴情のもつれと言えば話は早いが、どよーんとした雰囲気が漂う二作品でした。ややこしい殺人事件を扱った小説をこれでもかと読んでいる者からすれば、どうしても平板な印象が強いものの、40年以上前の作品と思えばあらためてそのクオリティの高さにうならされますね。あと、賭け麻雀は止めましょう。身を持ち崩すだけです。

  • ながのゆうこ さん

    短編集 「二つの声」は浅草の旦那衆の野鳥の声を聞くという趣味を絡めたミステリーでどことなく可笑しみがある「弱気の蟲」は羽目を外したことのない堅実だけど弱気な役人が落ちていく様子が手に取るように描かれていこちらの足元も沈んでいくような少し重苦しい読書であった

  • akiko さん

    弱気の蟲が面白い。主人公が泥沼にはまっていく様子が、淡々とした文章で綴られているのが怖い。50年くらい昔に書かれた話だけど、人間がふとしたことから転落していくのは今も昔も変わらないですね。

  • ササヤン さん

    表題作の感想。今でいうところのギャンブル依存症の役人の話。最初に勝つと、それに味を占めて「次も大勝ちするかも」と思い込み、深みに嵌まってしまうのが人間のサガだ。雀荘の嫁を誰が殺害したかという謎よりも、麻雀にハマり、ドン底に陥ってしまう役人の心理描写が秀逸に感じた

  • くりたろう さん

    よくありそうな話

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人物・団体紹介

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松本清張

1909‐1992。福岡県小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。’58年の『点と線』は推理小説界に“社会派”の新風を生む。生涯

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